Better ページ1
『.....ふぅ........』
彼は行為が終わるといつもタバコを吸う。
「ベッドの上で吸うと灰が落ちて汚くなるでしょ」
『ん、いーの』
「なんで、私にはいつもダメっていうのに」
『Aのはお菓子じゃん、』
そう言いながら彼は私をからかうようにケタケタ笑った。
「いや、そうなんだけど、子供扱いされるのなんか悔しくて」
『だから俺の口調真似して言ったんだ?』
バレてた.....
痛いところを突かれて黙り込むと、
『ほら、そういうところ、おこちゃま。』
なんて言って頰をつついてきた
そう、彼は20歳を過ぎているが、私はまだ19歳、学年も彼の方が一個上で大学の先輩と後輩である。
「一個しか違わないのになー」
『特にAはね、おこちゃま。』
「え、なに、それどう意味」
ムキになって彼の方へ詰め寄ると彼が一瞬にして距離を詰め、唇が重なった。
「うわ、、へんなあじ.....」
『子供にはわからないよ』
そういうと、彼はサイドテーブルにある灰皿でタバコの火を消した。
「え、さっき点けたばっかりじゃん、いいの?」
『タバコよりもこっちのが欲しくなった』
彼は私を押し倒した。
「ちょ、まっ....」
『本当にAが子供だったら俺捕まってるわー
んで、もっかいしよっか....?』
もともと特徴的な彼の目だが、今は奥に欲望の炎が燃えているせいか、さらに魅力的に艶やかになる。
ああ、私はこの目に弱いんだ。
コクリと頷くと、私たちはゆっくりとシーツの海へと沈んでいった。
Cigarette Fin.
〜〜〜〜〜〜〜〜あとがき〜〜〜〜〜〜〜〜
今回吉沢さんのデビュー10周年を記念する3rd写真集が発売されるという事で、そちらの表紙のエッフェル塔と吉沢亮とタバコの写真を見て咄嗟に書かなきゃ、と思い立ち、更新しました。
吉沢亮×タバコはダメだって、、、えちえちすぎるって、、、と思いながら午後の授業受けてたので全く頭入りませんでした^ ^
吉沢亮×タバコシリーズはまだ書きたいと思ってるのでぜひ更新されましたらよろしくお願いいたします。
紺乃
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作者名:紺乃 | 作成日時:2019年5月7日 0時