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21 彼が思い出になるまで ページ21

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ジミンが思い出になるまで、5年かかった。


年が過ぎるごとに、ジミンの命日にお墓を訪れる人は減っていった。


毎年お墓に掘られたジミンの名前を見て、それでも受け入れられなくて。


あれは5年目の命日の時。


ジミニヒョン、本当に死んじゃったんだなあ、って、お墓参りに来ていた男の子の言葉が、私の心にすーっと入ってきたんだ。


ああ、これは夢じゃないんだって、5年経ってやっと気づいた。


もうジミンは戻ってこない。


どんなに願ったって、もうジミンには会えない。


あのくしゃくしゃな笑顔を向けられることもない。


優しい声で名前を呼ばれることもない。


あの小さな手に、触れることは出来ないんだ。


…そう、実感した。





 





TH「俺は、辞めない」


「だったら、私が辞める」


TH「辞めないで」


「なんで、」


TH「なんでも。お願いだから、辞めるなんて言わないで」


「だから、何であんたにそんなこと言われなきゃなんないの?言ったじゃん、顔見たくないって。それがどういう意味か、あんたわかんないの?」





 





キッチンから戻ってこないミナ。


水道の音はもう聞こえなくなったから、食器洗い終わって部屋に入るのを躊躇しているんだろうな、なんて私の頭は意外に冷静だった。





 





TH「わかってるよ」


「だったら、」


TH「Aがそうでも、俺は嫌なんだよ」


「……変わらないのね、テヒョン。いつも自分のことばっかり」


TH「…、」


「この10年、テヒョンはどうしてたの?ジミンのことなんか忘れて、楽しく過ごせた?」





 





自分でも気づいた。


酷いことを言ってるなって。


テヒョンが息を飲む音が電話越しに聞こえた。





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緋夏(プロフ) - きむみんじさん» ありがとうございます(´;ω;`)そんな嬉しいコメントを頂けるなんて…!とても幸せです(´∀`*)みんな大好きなので、その思いを感じていただけて良かったです!ありがとうございました! (9月19日 11時) (レス) id: 1a4eb51f6c (このIDを非表示/違反報告)
きむみんじ(プロフ) - 遅ればせながら……重い題材を扱いきれてるところ。。。文章力がすごすぎます! 誰の思いもないがしろにしないところ、登場人物への愛着を感じました。素敵なお話ありがとうございました! (9月19日 7時) (レス) id: 0cae345439 (このIDを非表示/違反報告)
緋夏(プロフ) - みいさん» こちらこそ読んでいただけて幸せです(´∀`*)号泣してくださるなんて…!!ありがとうございました! (9月13日 8時) (レス) id: 1a4eb51f6c (このIDを非表示/違反報告)
緋夏(プロフ) - 轉さん» わあ、私のお話で感動していただけて私が感動です!!ありがとうございます(´;Д;`) (9月13日 8時) (レス) id: 1a4eb51f6c (このIDを非表示/違反報告)
みい - 号泣です。こんなに素晴らしい作品を、読ませていただけて、幸せです。 (9月10日 16時) (レス) id: 7b5dea59e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緋夏 | 作成日時:2018年3月28日 13時

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