Love sick 【さとみ】

ハロウィン番外編 ページ21

Aside



今日はハロウィン

実はこの日の為に前から準備をしていた



*


『ねぇ何にするの？…早く帰ろうよ』


ひ｢え〜私はナースかなぁ、ほらあんたも早く決めなよ｣


そう、今日はハロウィンの衣装を買いに怪しげなコスプレ専門店に来ていた


『お〜笑大胆
えー…私は…これとか？』


ひ｢お、いいじゃん
これで先輩もイチコロだよ｣


『え〜…そうかな…』


*


その場の雰囲気に流されて買ったものの今ではものすごく後悔している


『はぁ〜…私なんでこんなの買ったんだろ』


目の前には露出度が高いメイド服

おまけに猫耳までついている


ノリとは言え調子に乗りすぎた


『でも今更着ないのもあれだし先輩にもハロウィンコス楽しみにしてるって言われちゃったしなぁ…』


先輩はAちゃんのコス楽しみにしてるねと今朝ルンルンで言っていたのだ


仕方がない


今まで来ていた服を脱ぎメイド服に着替える


『よいしょ…え、これここも布ないのか…』


*



着てみたはいいものの


『はぁ…イタすぎ
あの時の私どうかしてたでしょ』


見た目より露出度が倍くらい高くて萎える


がそろそろ先輩が帰ってくる時間


嫌々ながらも腹を決める


そわそわしながら待っていると


ｶﾞﾁｬ


玄関が開く音がした

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