第2話 ページ2
「えー。では明日から夏休みですが、とにかく!事故に遭わないように、そして、健康には注意して…」
全然、校長の話が頭に入ってこない。
当たり前だ。ヒビヤとヒヨリが話していることに耳を傾けるのに必死だし。
「じゃ、許可とれたのね。早速明日からでるから準備しときなさいよね。私のママが駅まで送ってくれるから、家で待っててよね。分かった?」
「もちろんだよ!じゃ、明日早くに起きておくね!」
「あーはいはい。」
…ヒビヤ嬉しそう…。
私はといったら…夏休みなんてなにもすることないし。田舎だから行きたいところもろくにいけないし。
『…。』
『ヒビヤ、夏休みはこっちに居ないんだよね?』
「あ、うん。そうだよ。ちょっと用事で東京いく。」
『…は!?東京!?』
「そう。勉強したいからね。」
『…ふーん…。』
そういや東京に楯山おじさんがいたなぁ…。
何回か話したけど…今も元気にしてるのかな?
…あ。
『てなわけで!私、夏休み中は東京いく!』
「なにいってるの!?そんなの言い分けないでしょ!?」
『なんで!?』
私はお母さんに東京にいくことを明かした。
「仮に行けても、あなた泊まるところがないじゃない!」
『…あるよ!楯山おじちゃん!夏休み中、同い年のこが来るから、Aちゃんもおいで!だって!』
「あら…でも、迷惑かけない?」
『…かけないよ。』
お母さんは少し考えてから、顔を上げた。
「まあいいわ。ちゃんとお礼言うのよ?」
『…うん!』
私は跳び跳ねて部屋に戻っていった。
それにしても…同い年の子達ってだれだろう…。
この近くの人たちかな?
まあ、会ってからのお楽しみにしとこ。
私は鞄に着替えやら財布やらと荷物を積めていく。
ケータイ画面を開くと、ヒヨリから。
私は実は何故か昔からヒヨリの知り合いで、なにかわかんないけど普通の友達になってた。
<明日から東京にいく。ヒビヤ借りていくけど、あなたも来る?>
私はその誘いを受けるか断るか迷った。
だって、さっき楯山おじちゃんに行きますメール送ったばかりだし…。でも、ヒビヤに会えるし…でもでも…。
<ごめん。実は私も東京にいくの。会えたらいいね。別の人のところにいくから、一緒には行けないかな。>
と返信しておいた。
明日からどうなるんだろ…。
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ヒビヤが好きで何が悪い - タピさん» 更新頑張れ (2016年9月9日 18時) (レス) id: 123834f551 (このIDを非表示/違反報告)
タピ(プロフ) - 聖奈〜有希乃さん» すみませーん!更新しますね(><) (2016年8月2日 1時) (レス) id: 8574ab753f (このIDを非表示/違反報告)
聖奈〜有希乃(プロフ) - うぅ〜続き気になるねん!はよ更新おくれ〜(・o・)ノ (2016年7月1日 7時) (携帯から) (レス) id: f825b50579 (このIDを非表示/違反報告)
タピ(プロフ) - Kiss☆さん» ありがとうございます!最近更新できてなくてごめんなさい……(TT) (2016年2月24日 20時) (レス) id: 7ba4f2e8a7 (このIDを非表示/違反報告)
Kiss☆ - 頑張ってください!応援してます( *´艸`) (2016年2月24日 18時) (レス) id: f6fb928f18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タピ | 作成日時:2016年1月17日 13時