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流星side
日常が戻ってきた頃。
まだ眠たい目を擦りながら
喉の乾きを癒しにリビングに行くと
身だしなみを整え終えたAくんがいた。
流｢ふわぁ…おはよ、もう行くん？｣
A｢おはよ流星、めっちゃ寝癖ついてる笑｣
俺の寝癖を手櫛で整えてくれるその手が心地いい。
A｢今日俺遅くなるってはっすんに言うといて？｣
流｢え、昨日も遅かったやん｣
A｢ドラマの撮影終わったらレコーディングやねん｣
流｢うげ…｣
実を言うと、入所した当初俺はAくんが苦手やった。
理由は至ってシンプル。
“周りの大人たちがAくんを特別扱いしてたから”
ダンスレッスンやバラエティ番組のリハに
何度遅刻してきてもAくんだけは許されて
でも本番になると絶対コメントは使われてるし
最前列でマイク持って歌って、ダンスもいつも完璧で
だから文句の付け所なんか1つもなくて。
今思い返せば、そんなんただの僻みやったと分かる。
A｢じゃ、行ってきます｣
流｢うん、行ってらっしゃい｣
ジャニーさんのオキニなんやろ？
だから特別扱いされて、仕事貰えてるだけなんやろ？
歌上手くてダンスも上手くて演技もできて
その上性格まで良いなんて、有り得へん。
そんな完璧人間存在するわけがない。
Aくんの存在を認めたくなくて
そんなひねくれた考え方をしてた当時の自分。
大『Aがこれ渡しといてって』
流『…え、なんで俺が新幹線好きなん知ってんの』
大『ふふ、Aはそういうヤツなんよ笑』
思えば俺は、自分の不甲斐なさを
Aくんのせいにして逃げてただけやった。
Aくんにはある歌割りも、俺にはなくて
Aくんが着てる衣装と俺の衣装には差があって
目立った仕事がないJrは控え室すら用意されなくて…
俺が他のJrの和に入れなくて1人廊下にいた時
自分にはちゃんと控え室用意されてるはずやのに
Aくんはなんも言わずにただ隣に座ってくれた。
Aくんが良い人なんは、ホンマは最初から分かってた。
だってあの警戒心強い大ちゃんが
Aくんのこと大好きなんやもん。
流｢あの日から俺の憧れの人は、Aくんやねんなぁ…｣
憧れ、で済むのかどうか。
なんて言うと、みっちーが怒るから言わんけど。
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りい太(プロフ) - ★★さん» わあ、コメントありがとうございます！凄く嬉しいです！毎日更新心掛けてますので、お手隙の際にお読みください♡ (9月27日 0時) (
レス) id: 266444d9d5 (このIDを非表示/違反報告)
★★(プロフ) - うわー！もう続きが気になります😭楽しみすぎて早く更新されないかさっきからずっと見てます👀 (9月26日 2時) (レス) @page38 id: 35305ace17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りい太
| 作成日時：2025年8月28日 3時
