129 ページ36
和也side
結局みっちーは、家で隔離することになった。
恭｢……なんか、静かやな｣
大｢そうやな、いつも割とあの子うるさいもんな笑｣
流｢Aくん、大丈夫かな｣
丈｢なんか珍しく朝取り乱してたわ｣
和｢あんなA初めて見たかも｣
大｢でも俺も流星がコロナなったら発狂すると思う｣
流｢ちゃうねんちゃうねん、俺大ちゃんに移されてんねん笑｣
大｢あれ、そやったっけ笑｣
あれからAは酷く落ち込んで
俺がもっと感染対策に力を入れておけば…
と、ずっと俺らに対して謝っていた。
和｢…っうわ!!｣
夜中、水を飲みにリビングに行くと
ソファに人影があってビクッと驚いて体が跳ねた。
A｢…はっすん｣
和｢なんやAか、寝れへんの？｣
A｢みっちーから返信がないねん…｣
和｢そら夜中やもん、寝てるんやろ｣
A｢……そうやんな｣
和｢心配よなぁ、分かる分かる｣
流石に主演がいないんじゃ…と
Aたちのドラマ撮影はしばらく止まったけど
その他の仕事はみっちーがいなくても続行される。
明日はみっちー抜きの6人で少クラの収録。
少しでも寝とかなあかんけど
多分Aはこのままここで
みっちーからの返信を待ち続けるんやろう。
流｢Aくんクマ隠せてないやん｣
A｢助けて、流星｣
流｢俺の手に負えん気がするけど…やってみる｣
案の定、Aは酷い顔で収録を迎えた。
流星が必死に試行錯誤して
何とかAの顔を作ってくれて
ギリギリ今日の収録は乗りきったけど…
分かる人には分かってしまうやろう。
和｢またスマホと睨めっこしてる｣
A｢…はっすん｣
和｢スマホはもう終わり、俺の部屋来て｣
Aの手からスマホを奪い、その代わりに俺の手を繋ぐ。
A｢はっすん？どうしたん？｣
和｢一緒に寝んの、ほら奥行って｣
A｢1人で寝れるよ｣
和｢俺が一緒に寝たいのっ｣
困ってるAの意見は無視して
Aを奥に押し込み、俺もベッドに寝転ぶ。
Aは寝てくれるやろうか。
和｢……寝れそう？｣
A｢…ん……寝れそ…おやすみ｣
和｢ふふ、おやすみ｣
仕事に看病に心配にと忙しいAは
疲れてたようで、案外早く眠りについた。
次の日も、その次の日も俺たちは一緒に眠った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 99人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りい太(プロフ) - ★★さん» わあ、コメントありがとうございます！凄く嬉しいです！毎日更新心掛けてますので、お手隙の際にお読みください♡ (9月27日 0時) (
レス) id: 266444d9d5 (このIDを非表示/違反報告)
★★(プロフ) - うわー！もう続きが気になります😭楽しみすぎて早く更新されないかさっきからずっと見てます👀 (9月26日 2時) (レス) @page38 id: 35305ace17 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りい太
| 作成日時：2025年8月28日 3時
