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玉森さんの家に行くようになってからは
週刊誌に撮られないように
私まで帽子とマスクをしたりして細心の注意を払った。
これでも玉森さんのことが大大大好きだから
撮られたせいで別れさせられるとか絶対に嫌だった。
だから車に乗る時も絶対に後ろ。
家に入る時も絶対に一緒には入らない。
そんな私を見て玉森さんは言った。
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玉｢…あのさ｣
｢はい｣
玉｢結婚しよっか？｣
｢……はい？｣
玉｢息を潜めるように生きる生活を
Aに強いるのも、なんか嫌だし。
かと言って週刊誌に取られて
別れさせられるのも嫌だから。｣
｢…だから、結婚するんですか？｣
玉｢うん、しよ？｣
そう、こんな感じで。
こんなゆるーい感じで。
私たちの結婚は決まったのでした。
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作者名：りい太
| 作成日時：2019年9月17日 8時
