兄妹恋愛禁止法

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いつからだっけ？







気がつけば

私と、お兄ちゃんの手は、繋がれていて。









傍から見たら、恋人に見えるかな、、、？








とかって。









下心しかない私は
自分の気を紛らわすために



ズレてもいないスクバの紐を、
わざと肩にかけ直した









帰り道の中盤に差し掛かった頃







さっきまで楽しいお話をしていたのに。









突然、こんな話題を
お兄ちゃんは持ち出した、









龍斗「頭痛いの、嘘でしょ？」




「え、？」









声のした方を見上げると

もちろん、私の大好きなお兄ちゃんがいる、









なんで……、？








龍斗「Aは、具合が悪い時
絶対 人に言わないもん」








それも保健室の先生に自己申告だなんて、

Aは100パーしないだろ







私が、問おうとする前に
お兄ちゃんが全部答えてくれた、









う、うそ、、、


ばれちゃってた、、、、んだ、









怒られちゃうかな、


嘘つきは、嫌いかな、








なんだか怖くなって

目をぎゅっと瞑る









すると、





ふわっと。






私の頭の上に、何かが重なった









龍斗「でも、大丈夫じゃないのは本当でしょ」











彼は足を止めて、

私の目線に合うように少し腰を曲げる、









龍斗「Aは大丈夫って言ったけど、」






龍斗「一人称がAになった時は
だいたい母さんに甘える時か、嘘つく時だし」






龍斗「なんかあった？」









だめ、




やめてよ、









お兄ちゃんには、

好きな人がいるのに……









これでも頑張って抑えていたんだけど。。、









そんなことされたら

もっと想いが溢れちゃうじゃん、









頭の中で、聞いたことないような


SOSの音が鳴り響く









ダメ！！！今じゃない！！！



絶対にタイミングが違う！！！！！









分かってるよ、



分かってるんだけど、、。









口が、勝手に＿＿＿＿＿＿＿＿。









「……好き、」



「って、言ったら。」









「お兄ちゃん、どうする……？」





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