打ち明けよう ページ41
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『………』
流「………」
地獄か。
この前一緒に食べに行ったカフェに入り、注文を済ませて数分。終始、無言。
もう一度言う。地獄か。
……にしても、、、
流「………」
すごい負のオーラだ。
一歩間違えれば人を殺しそうなくらい黒いオーラを放っている。
まだ、疑ってる。疑ってるけど、、
ホンマに二股してたら、ここまで落ち込むかな?ってちょっと擁護側に回ってる自分もいる。
店員「お待たせしました。コーヒーと、紅茶です。」
『あ、ありがとうございます…』
流「……っす。」
喋り出す前に注文届いてもうた、、、
あぁ!もう!このまま無言で会社に帰るわけにはいかないでしょ、私!!勇気を出せ!!
『あの、、、』
勇気を振り絞って、やっと一言発すると、
藤井さんはゆっくりと顔だけこっちに向けた。
『この前は、いきなり酷いこと言うてすみませんでした。ちょっと頭が混乱してて、、、
えっと、、、その、、私、、』
言葉が上手く出てこないまま、なんとか伝えようと思考を巡らすけど、全然良い言葉が見当たらなくて、もう何言うてるんか分からんまま喋り倒す私。
そんな私を藤井さんはただじっと見つめていた。
『、、こ、この前の休日、藤井さんが女の子と一緒におるのを見てもうて、、すごく可愛かったし、仲よさそうやったから、、もしかして、藤井さんは、あの子の事が…!』
流「ちょ、ちょっと待って!!」
今まで何にも喋らなかった藤井さんが私の言葉を遮って勢い良く立ち上がった。
『…え?』
流「この前の休日って、俺が電話した日の事?」
『そうですけど、、』
流「あの、ホンマに、まさかとは思うねんけど、言うてええ?」
『、、、はい』
流「もしかして、嫉妬してくれたん?」
嫉妬、、、?
、、、今言われてみれば、確かにこれは
え、私、嫉妬してたん?
嫉妬でこんな情緒不安定になってたん?
ってことは、私って、、、
『……っ』
私の今までの行動が真意が分かると、一気に顔に熱が集まった。
流「顔真っ赤やん、、」
『…なっ、だったら、なんですか!!
見ないでください!!!!』
赤くなった顔を見られるのが恥ずかしくて、テーブルに顔を突っ伏した。
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ゆずぽんず(プロフ) - オカヤマさん» 嬉しいお言葉を沢山ありがとうございます!ここまで読んで頂けて感謝しかございません!続編はいつになるかは分かりませんが、色々構想を練ってますので、気長にお待ち頂ければ幸いです(*^^*) (2020年5月22日 14時) (レス) id: ca914595db (このIDを非表示/違反報告)
オカヤマ(プロフ) - 完結おめでとうございます!!更新されるたびに喜ばせていただきました笑途中途中出てくる重岡先輩…めっちゃくちゃかっこよかったです!今までたくさん楽しませてくれてありがたうございました!続編も楽しみにしてます (2020年5月22日 14時) (レス) id: 9c104eff01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:__ゆずぽんず☆°*.・°. | 作成日時:2020年3月24日 3時