爆弾 ページ13
_
『いや、思ってましたけど、それは、藤井さん良いとこ沢山あるし、すごいモテるのに、なんで私なんかに毎日告白してくるんやろって。
そう思ってたからで、、、別に、藤井さんの事を軽いとか思ったことありません。』
流「ホンマ？」
『ホンマです。』
藤井さんにきっぱりそう告げる。
なんや、藤井さんそんな事を謝ろうとしてたんや。
私、全然そんな事思ってへんのに、、、
『…ん？』
あれ？いや、待てよ
そういえば、、、
昨日のお昼休み散々言うたな、私。
"軽い感じで女の子弄ぶ系の人間なんですよ！"
昨日自身から発した言葉が脳内再生される
『すみません。今になって、ちょっとそう思ってたような気してきました。
なんなら、人に言うた気もしてきました。』
"気も"するっていうか、"気しか"せんねんけど。
流「ふはは…っ、」
『なっ、なんで笑うんですか！』
いきなりお腹抱えて笑いだす藤井さん
なんやねん！ホンマ！
ついにおかしなったんか！
流「ホンマおもろいな、Aちゃんて」
『今、おもろいとこありました？』
流「はぁー、ホンマ好きやわぁ〜」
今日も今日とて話を聞かへん藤井さん
そうやってすぐ好きとか言うてまうとこが、軽いと思われる要因なの分かってへんのか
流「とにかく、今日伝えたかったんは
さっきの謝罪と本気やからってこと」
『はぁ。』
流「覚えといてな？」
『片隅に置いときます』
流「おん。置いといて。笑
ほな、もうそろそろ行くわ。」
オフィスに人がチラホラと入ってくるのに気付いたのであろう藤井さんが言う。
…案外気使ってくれんねや。
流「またお昼な〜」
『お昼は居ないです。』
流「あ、そやった。笑」
この人はポンコツなのか？と思いながら、透明な扉に手を掛けた藤井さんの姿を見つめる
流「あ、そうや。さっき思ったんやけど」
『？』
藤井さんは私の前まで戻ってきて、いつもはヘラヘラした表情しかせえへんくせに、らしくない真剣な表情を向けて口を開いた
流「"私なんか"ちゃうで。」
『え？』
その言葉の後に藤井さんの顔が近付いて、
一瞬、唇に何かが当たる感触を感じた。
その正体が何か分かるまでにそう時間はかからず…
『…っ！？』
流「俺はAがええねんから。」
そう言い残し、藤井さんは大きな爆弾を投下したまま出て行った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 734人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆずぽんず(プロフ) - オカヤマさん» 嬉しいお言葉を沢山ありがとうございます！ここまで読んで頂けて感謝しかございません！続編はいつになるかは分かりませんが、色々構想を練ってますので、気長にお待ち頂ければ幸いです(*^^*) (2020年5月22日 14時) (
レス) id: ca914595db (このIDを非表示/違反報告)
オカヤマ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！更新されるたびに喜ばせていただきました笑途中途中出てくる重岡先輩…めっちゃくちゃかっこよかったです！今までたくさん楽しませてくれてありがたうございました！続編も楽しみにしてます (2020年5月22日 14時) (レス) id: 9c104eff01 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：__ゆずぽんず☆°＊.・°. | 作成日時：2020年3月24日 3時
