第三十話 ページ31
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本当に自販機のコーヒーを買ってくれるらしくどれがいいかと聞いてきたのでジュース全種類って言ってやった。
軽くはたかられた。
『仮にも女だよ』
「自分でおばちゃんって言ってんじゃねぇかよ」
はははーとスルーすると次は睨まれた。
松田さんがお金を入れたタイミングを見計らっていっぱいボタン押そうと思ったのに、200円しか入れてないよこいつ。
そこは1000円札入れろよ、おばちゃんすっごい張り切ってたよ。
私の考えがお見通しだったのか鼻で笑われた。
何だこいつイケメンかこのやろう。
『それじゃあこのカフェオレもらうよ』
「おー」
この季節だとあったか〜い方ね。
もうすぐクリスマスだよ。
今年はポアロで過ごすからぼっちじゃないよ。
私は一応奢ってもらったのでありがとうとお礼を言った。
おばちゃん律儀だからこういうの必ず言うんだよ。
『ほぉ………あったか〜い』
「そういえばあんたの名前聞いてなかった、名前は？」
『Aだよ』
私がわざと苗字しか言わなかったら名前聞いてんだよ、とか言われたけど気にしない。
仮にも最推しに名前呼ばれたらおばちゃん多分死んじゃうから、許してほしいんだよ。
『まあ次会えた時に教えてあげるよ若造』
「その若造ってのやめろよ、松田陣平だっつの」
やだよやだよ、ここは一線引いとくんだよ。
だってあるあるじゃん、推しに惚れましたーとか。
そんなのが無いように私は自分から線を引くんだよ。距離を保つ、これ大事。
松田さんには佐藤刑事いるし。
あ、高木刑事ごめんね、おばちゃんのせいでくっつかないかもしれないや。
私がもらってあげようか？ごめん冗談。
『気が向いたら呼んであげるー』
「あんたほんと自由人だな」
やれやれと言ったように言われた。
おばちゃんもう歳だから自由にいきたいのよ。わかってくれよ若造。
話している間に家についたのでここで松田さんとはお別れ。次会うのはいつか分からない。
『送ってくれてありがとうございましたー』
「危なかったしな」
『それじゃ、死ぬんじゃないぞ若造』
「当たり前だ、俺は死なねぇよ」
本当は死んでたのによく言うよほんと。でもまあ、本当に死ぬんじゃないぞ。
それじゃあまたいつか、と言って私は家に入った。
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とわ(プロフ) - おばちゃんってセリフ多いですね (2021年12月7日 18時) (
レス) @page22 id: d94612a226 (このIDを非表示/違反報告)
*蜜柑*(プロフ) - ぽんちゃんさん» コメントありがとうございます！さて、それは夢主さん次第です(笑) (2020年6月19日 16時) (レス) id: 5bbb7a1cff (このIDを非表示/違反報告)
*蜜柑*(プロフ) - ミリアさん» ごめんなさい、合作と言うのは考えてないです。申し訳ないです、、 (2020年6月19日 16時) (レス) id: 5bbb7a1cff (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちゃん(プロフ) - コナン、夢主が刑事達と知り合いってだけで、疑って、まさか組織か？で盗聴器と発信器だな (2020年6月19日 16時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - *蜜柑*さん» あの、良かったら一緒に合作しませんか？ (2020年6月17日 22時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑 | 作成日時：2020年6月1日 20時
