百五十八時限目 ページ20
第2関門(？)も無事通過し、お次はテラス。
最上階に着くまでにはまだまだ先だけど、遂に六階まで来た。
まずはこのテラスを通り、そしてVIPフロアからコンサートホールに侵入、そしたらもう階段を登るだけ。
んでまぁ、問題はVIPフロアに行くまでなんだけど。
VIPフロアに通じる階段は、テラスの店の奥にあるらしい。
裏口は鍵がかかってるんで、室内に侵入して鍵を開けるしかないようだ。
男子は目立つって事で、女子が店に侵入して鍵を開ける事になった。
…しかも。
でもやっぱ女子だけじゃ心配だって事で女子と行動する事になった男子。
それはみなさんお察しの通り潮田渚である。
まぁぶっちゃけ渚半分女子みたいなもんだしいいんじゃね。
ちなみに私は危ないからって男子と待機する事に。
最悪である。
「大丈夫かA？ずっと黙ってるけど」
磯貝は心配そうに眉をひそめる。
「へっ、こいつにはちょっと静かな方がちょうど良」
「酷いこと言うな寺坂ウゼェ」
しまった勢い余って本音が。
「あーあーもう良いよ。病人は大人しく寝てなよ」
病人じゃないんだけどと突っ込みたいが、ゆさゆさと揺れる体に懐かしい感覚が蘇ったような気がする。
カルマが兄さんと重なった。
「そうだぞ…Aさん…君は暫く安静にしておいた方が…良い…」
いやそれは烏間先生の方でしょ。
「大丈夫、必要な時になったら起こすからさ。それまでAは寝てろよ」
「…うん、そうするわ…」
さっきからこの赤髪の背中、妙に気持ち良くて、何度も寝そうになった気がする。
謎の安心感がある。
兄さんに何回もおんぶされたのを思い出す。
［…兄ちゃん…眠い…］
［……よしA、俺がおんぶしてやるよ、ほら。
…よいしょ。
眠いんなら寝てていいぜ］
［…うん…寝る…］
［おう。おやすみ］
…兄さん…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 341人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
藤凛ゆきな(プロフ) - こんにちは！シリーズ1から読ませて頂きました。とても面白かったので更新、頑張ってください！！応援してます！ (2022年4月16日 14時) (
レス) id: 01a5a3bde5 (このIDを非表示/違反報告)
ただのKY。 - 面白いです！更新頑張ってください！！ (2020年8月20日 17時) (レス) id: 9a9c53dd8d (このIDを非表示/違反報告)
蒼炎 - 更新待ってます！！ (2020年4月3日 19時) (レス) id: 874e279780 (このIDを非表示/違反報告)
グミ(プロフ) - ミライアルさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年3月21日 7時) (レス) id: 01f2b963c9 (このIDを非表示/違反報告)
ミライアル(プロフ) - 暗殺教室大好きなのでｗとても面白く読ませていただいてます！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年3月20日 22時) (レス) id: 64d347fdec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：グミ | 作成日時：2019年1月30日 6時
