第七十六訓 ページ28
コーヒーカップが終わり、休む間もなく次はジェットコースター。
ちなみに今僕は初めてのジェットコースターにワクワクしている。
だがチャラ男の方は、見てるから一人で行ってこい、と言っている。
『見た目の割にビビりじゃん。どうすんの?』
沖田「俺に任せなせェ。サクッと交渉して乗らせてやりまさァ…っつーことで、Aさん短刀貸してくだせェ」
『えー、まぁ刺さないなら良いけど』
そう言って短刀を渡す。総悟君は迷う事なくチャラ男に近づいていく。
何するんだろ…
栗子「嫌でございまする。一緒に乗りましょうでございまする」
七兵衛「えーだってェ」
沖田「ガタガタ言わずに早く乗れやホルスタイン野郎…騒いだら穴がもう一つ増えるぜィ」
……バレないように短刀にしたのか…
っていうか、これサクッとって言っていいのかな…
総悟君に脅され、顔を真っ青にしながらチャラ男はジェットコースターに乗った。
『ジェットコースターなんて初めてだから楽しみだな〜』
土方「ビビって騒ぐんじゃねーぞ」
年甲斐もなくワクワクしながら十四郎君の横に座る。
肝心の総悟君はチャラ男にウンコしろ、と脅している。
まぁ、大丈夫かな。
・
『思ったよりはやーい!楽しい〜!!』
土方「お前っ!なんでこんな速ェのに楽しんでんだ!?
つーか様子はどうだ?」
『ぐるってなってる!!回るよ!ぐるって!!』
土方「そっちじゃねェよ!!つーか語彙力どこやった!!」
え?ジェットコースターじゃない?あ、総悟君か…
えーっと?
沖田「ウワァァァァアア!!!!」
『ぅわあああああああ!?』
土方「え"え"え"え"え"え"!!」
確認しようとすると総悟君が飛んできた。
僕は咄嗟の事に頭を下げたが、十四郎君の方は総悟君がクリティカルヒットした。
『何!?何で飛んできたの!?』
土方「テメェェ!!何してんだァァ!!」
沖田「ベルト絞めんの忘れた!!ベルト絞めんの忘れた!!」
ベルト!?それはそれでなんでしてないの!?
松平「オイ何だコイツ!!さっきとは別人じゃねーか!!テンパりまくってんぞォ!!」
沖田「Sだからこそ打たれ弱いの!!硝子の剣なの!!
たたた助けて土方コノヤロー!!」
そう言って十四郎君の髪を引っ張る総悟君。
やめたげて。V字ハゲになるから。
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春菊(プロフ) - きゃりーさん» きゃりーさん、コメントありがとうございます。なるべく早く更新できるように頑張ります (2023年1月3日 22時) (レス) id: c0cf6981ed (このIDを非表示/違反報告)
きゃりー(プロフ) - いつも楽しく小説を読ませていただいています。主様のペースで頑張ってください!更新楽しみに待っています。 (2023年1月3日 22時) (レス) @page34 id: 6e7a74487c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春菊 | 作成日時:2022年10月29日 22時