【twst】ただ推しのSSRが当たっただけなのに！！！

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うっわぁぁぁ〜〜〜！
凄いこだわってるなぁ…。まるで本物みたい。

小さい子供のように目をキラキラと輝かせながら、キョロキョロと辺りを見回す。

長い廊下、教室、人、目に映るもの全てがゲームの世界を再現しているようだった。

大掛かりなイベントだな、何人のコスプレイヤーがいるんだろう…。

そんなこと考えて、今、私の腕を引っ張っている彼＿＿＿デュースの背中に視線を移した。

ふふっ、まるで本物のデュースに腕を引かれてるみたい。

なんて幸福感を噛み締める。
自然と口角が上がるのを感じた。



デュース
｢着いたぞ｣



短くそう言うと、腕から手を離された。
あ…と、少し残念な気持ちになる。
私の気持ちを知らずに、彼は扉を3回ノックをしだす。

そんな彼の頭上を見ると、白い看板に "nurse's office " と表示されていた。

へぇー、保健室のこと "ナース オフィス"って言うんだぁー。
なんて、関心していると目の前の扉が開く。

私は遠慮気味に小さく「失礼します」と言って、中に入った。

その先には、朝日の光が窓から差し込んでいて、部屋を白く照らしていた。

光の反射で空中に舞っている埃が少し見える。いくつもの白いベッドが左右にある。

誰が見ても、ザ・朝の保健室って感じ。

朝っぱらから保健室に行くことなんてない私には、少し幻想的で綺麗だなと感銘を受けた。



デュース
｢失礼します！ 1年A組、デュース・スペードです！｣



彼が部屋全体に聞こえるよう言うと、部屋の奥からイケボな声が聞こえてきた。



？
｢おや、仔犬どもどうかしたのか？｣



!!? この声は!!

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