リトル・ヒアー III (ページ2)

今日:9 hit、昨日:17 hit、合計:81,772 hit

102dB ページ2

.

黒田｢Aちゃん、俺らの足の上に足置いて！｣

｢、え？！｣

安嶋｢靴なんか踏んずけちゃっていいから！｣

右隣の黒田くんに、左隣のあじくん。

もう2人がスタンバイしていたそこに行けば、着くなりそんなことを言われた。

黒田｢えっとねー、名付けて

俺らがAちゃんの足になっちゃうよ作戦！！｣

安嶋｢ほんとダサいからやめてくんないそれ(笑)｣

黒田｢はあ！一生懸命考えたのに！

まあよくあるじゃん、お父さんの足に子供が乗っかって一緒に歩いてるやつ！あれみたいなもん！｣

いいから乗った乗った！なんて言う2人に申し訳無さを感じながら

無い時間に背中を押される気持ちで、失礼します、、と2人の足の上に立った。

…な、なんだこれ、

やっぱり絶対足いたいよ2人とも…！だってずっと踏まれてるようなもんだもん。

ほんとに大丈夫かな、？

安嶋｢え、ちゃんと体重かけてる？変なとこに力入れたりしなくていいよ？｣

｢ふ、ふつうに立ってるよ
…2人とも痛くない？わたしやっぱり、｣

黒田｢ほんとに言ってる？！Aちゃん中身ある？！｣

｢う、うん？｣

安嶋｢、、今度湧にご飯奢ってもらいな｣

なんとか大丈夫(？)らしい2人に安心して、そのまま自分たちのハチマキを巻つけてもらった

安嶋｢あ、あとね、俺らの肩にみんなみたいに手回して掴まれる？
多分大丈夫だと思うけどバランス崩して足ずれちゃったら危ないし｣

黒田｢それさえ気をつければあとは俺らがAちゃんの腰ちゃんと支えるから大丈夫！！｣

安嶋｢湧の目が怖いけどね(笑)｣

黒田｢やっぱおれ終わったあとにぶっつぶされる？(笑)｣

安嶋｢ははは！それはそれで面白いじゃん(笑)｣

皇輝｢みんな準備できたー？｣

皇輝くんの声に横を見れば、足にはみんな同じ赤いハチマキ。

隣も、またその隣クラスも横一列に肩を組んでいて

ついに本番だ…なんて、ちょっとだけ緊張してきた

湧｢まって、円陣すりゃ良かったくね？！｣

檜山｢この状況じゃさすがにもう無理なんだけど(笑)｣

皇輝｢このままやっちゃえばいいよ(笑)｣

、？

安嶋｢なんか湧が声がけしてくれるって(笑)｣

｢、！ありがとう｣

聞こえなかったの、気づいてくれたんだ、

湧｢っしゃいくぞーーーーーー！！！！｣

｢｢｢おーーーーーーー！！！！｣｣｣

最後まで、頑張るぞ…！

.