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‘昼休み、もし暇だったらいつものところ来て’
顕嵐くんからのメッセージ
いつものところ、とは 屋上前の階段のことだろう
屋上に続く階段を上りながら考える
なにかあったのかな?
顕嵐くんから呼び出されたの初めてだから
少し緊張。
顕「あ、来てくれたんだ」
って、ニコッとわらう
「うん。なんかあったの?」
そう聞けば、‘みて’って屋上の扉を指さす
軽く押すと 錆びた音を出しながら開く扉
「え、あいた」
屋上は開放されていないはず
顕「なんか蹴ったらはずれた」
真顔で天然発言
「ボロいね」笑
顕「おいで!」
先に屋上に足を踏み入れた顕嵐くんが、手招きをする
4階建ての校舎の屋上
「わあ〜
屋上入れるなんて、思ってなかったなあ」
白い柵から校庭を見下ろすと
顕嵐くんが 隣で柵に寄りかかる
顕「Aちゃんに見せたくって
内緒ね?ここが開いてるの」
「うん!」
私の返事で会話が終わり沈黙が流れる
隣を見ると顕嵐くんの横顔
……かっこいいな。
顕「Aちゃん」
ぼーっとしていた顕嵐くんが口を開く
「ん?」
顕「俺ね、Aちゃんのこと
ずっと前から ‘かわいいな’って思ってたんだよ?」
「それ 初めて会ったときも言ってたじゃん。笑」
顕「そうだね。笑
Aちゃんをもっと知りたくて
口実つけて、近付いてた。」
‘俺、ストーカーみたい’って自虐的に微笑む
「そんなことないよ
顕嵐くんに沢山 助けられた」
そうゆうと、照れくさそうに笑う顕嵐くん
切れ長の顕嵐くんの目が私をとらえる
いつもと違う真剣な表情
顕「Aちゃん、俺___」
.
√ 勇気
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ななせ.。(プロフ) - キッシー担さん» こんな昔の作品なのに読んでいただきありがとうございます(;-;) (2017年4月15日 10時) (レス) id: 097d04f818 (このIDを非表示/違反報告)
キッシー担 - この話面白いです!作者さんすごいですね(^^)これからも続き読み進めていきます!この小説は私の毎日の楽しみです! (2017年4月8日 13時) (レス) id: 0ba50beb41 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 岸くんオチがいいです! (2016年2月16日 19時) (レス) id: 5998906dee (このIDを非表示/違反報告)
しょりよし(プロフ) - 岸くんオチがいいです! (2016年2月15日 22時) (レス) id: f8325c8068 (このIDを非表示/違反報告)
中村Büükä(プロフ) - 面白いですね( ´ ▽ ` ) 顕嵐くん落ちがいいです!!! (2016年2月15日 13時) (レス) id: 2bde8d362e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななせ.。 x他1人 | 作成日時:2016年2月2日 19時