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祐基「え?!?!」
俺はびっくりして
耳まで真っ赤にして俯くAちゃんの
顔を覗き込んだ。
祐基「え、好きって、え?!」
A「あんまり見ないで…。」
祐基「だってAちゃんあの時、」
A「あの時はまさか、その、祐基くんが私のこと、
す、好きって思ってくれてるなんて思わなかったから…。」
祐基「びっくりしただけ、ってこと?」
A「うん、そしたら祐基くん、
急にどっか行っちゃうから…。」
祐基「それはほんとごめん!」
じゃあこの2週間、
俺はずっと無駄に悩んでたってこと?
勝手に悩んでAちゃん一人にして傷つけて
祐基「俺、すげぇサイテーじゃん…。」
A「…そんなことないっ!」
祐基「え?」
A「祐基くんはいつも私のこと一番に考えてくれる
すごく優しい人だよ。」
今まで俯いていたAちゃんは
パッと顔を上げてまっすぐ俺のことを見た。
俺はたまらなくなって
祐基「Aちゃん。」
改めてAちゃんをぎゅっと抱きしめた。
祐基「ほんとに平気?嫌じゃない?」
A「うん。平気って言うか、その、
嬉しかったり、します…。」
祐基「なにそれかわいいっ。」
そっと回されたAちゃんの腕に
今まで感じたことがないくらいドキドキしてる。
けどAちゃんも同じくらいドキドキしてるのが
抱きしめた体から伝わって
なんかすごく嬉しくなる。
祐基「Aちゃん。」
A「なんでしょう?」
祐基「俺の、彼女になってくれますか?」
A「…はいっ!」
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ゆいな(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2018年11月11日 18時) (レス) id: fc179f1fdf (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き、楽しみにしてます!頑張って下さい!これからも、応援してます!! (2017年11月26日 2時) (レス) id: 37009b37c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ありんこ | 作成日時:2017年11月17日 14時