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祐基「あっ、ごめん…。」









Aちゃんに触れてしまっていたことに気づいて




慌てて手を離す。









A「ううん、だいじょうぶ、」





祐基「えっと、その、


 突然こんなとこ連れ出しちゃってごめん…。」





A「そんな謝らないで、?」





祐基「あ、うん…。」








何から話していいのか分からなくて




下を向いたまま黙っていると









A「祐基くん。」





祐基「え?」









突然ぬくもりに包まれた俺の手。




そのぬくもりの正体がAちゃんの手だと気付くのに




そう時間はかからなかった。









A「この前ね祐基くんが帰った後に


 佑亮くんに言われて気づいたの。


 もしかしたらもう男の人大丈夫なんじゃないかって。」





祐基「うん、」





A「それで一人で電車に乗ってみたの。」





祐基「え、一人で?!」





A「うん。


 そしたらね、まだ完全じゃないんだけど


 前よりは確実に平気になってたの。」





祐基「ほんとに?!」









こくりと頷いて俺の手をきゅっと握り直したAちゃん。









A「祐基くんのおかげ。


 本当にありがとう。」





祐基「ううん。ほんとよかった。」









一人で電車に乗れるようになったことの嬉しさと




Aちゃんに手を握られてるドキドキとで




頭がどうにかなっちゃったみたいで









祐基「Aちゃん。」





A「なんでしょう?」





祐基「好き。」









気付いたら口にしていた二文字。









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設定タグ:村田祐基,ユーキ , 船津稜雅,リョウガ , 超特急   
作品ジャンル:恋愛
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ゆいな(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2018年11月11日 18時) (レス) id: fc179f1fdf (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き、楽しみにしてます!頑張って下さい!これからも、応援してます!! (2017年11月26日 2時) (レス) id: 37009b37c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ありんこ | 作成日時:2017年11月17日 14時

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