〇２４ ページ24
・
あれからLINEを交換して
いつものようにAちゃんと家まで送ると
佑亮「あ、Aちゃん！」
玄関の前にゆうすけくんがいた。
A「ただいま。」
佑亮「おかえり〜。寒いでしょ？
お風呂沸いてるから先入りなよ。」
A「うん、そうする。
祐基くん、送ってくれてありがとう。」
祐基「ううん。じゃあまた学校でね。」
A「うん、ばいばい。」
そう言って家に入っていったAちゃんを見送って
自分も家路に着こうと踵を返した時、
佑亮「あのっ！」
ゆうすけくんの大きな声に呼び止められた。
祐基「な、なんでしょう？」
佑亮「僕、福田佑亮って言います！
Aちゃんの1個下のいとこです。」
祐基「あ、はい。」
佑亮「単刀直入に聞きますけど
村田さんはAちゃんのことどう思ってるんですか？」
祐基「どうって、？」
佑亮「Aちゃんが男性恐怖症になってから、
隣にいても平気な男の人なんて初めてなので。」
祐基「俺は…。」
俺はAちゃんが好き。
一目惚れだしあわよくば付き合いたいって思ってる。
けど今一緒にいるのはそんな下心だけじゃなくて。
ただ単にAちゃんを守りたくて
Aちゃんの笑顔を一番近くで見たいんだ。
祐基「Aちゃんの男性恐怖症を治してあげたい。
一人でも安心して電車に乗れるようにしてあげたい。
そう思ってAちゃんのそばにいます。」
そう言うと佑亮くんは
嬉しそうに笑った。
よく見ると本当に整った顔してて
どこかAちゃんに似てるような気もする。
佑亮「あんなに楽しそうなAちゃん、
すごく久しぶりだから嬉しいんです。
これからもよろしくお願いしますね。」
祐基「もちろんです。」
俺は何があってもAちゃんを守る。
そう決めた瞬間でもあった。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 346人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆいな(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2018年11月11日 18時) (
レス) id: fc179f1fdf (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き、楽しみにしてます！頑張って下さい！これからも、応援してます！！ (2017年11月26日 2時) (レス) id: 37009b37c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ありんこ | 作成日時：2017年11月17日 14時
