羨ましくて[カカシ]NARUTO

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貴｢借りは必ず返します｣



カカシ｢いいよ、別に｣


貴｢ダメです

先輩にはいつも助けて貰ってるし…
ちゃんとお返しさせてください


あ、仕事の倍増は無理です。本当に、
一応無理せずこれまで以上にがんばりますから
それだけは勘弁です
いくらシカマルくんがいても、無理ですからね｣


カカシ｢はいはい｣



貴｢カカシ先輩…

ありがとうございました｣



ﾆｲって笑うのが可愛くて


無意識に呼び名は昔に戻ってて


俺以外の為に泣くなんてしゃくだが


これはこれで俺の特権だからいいとしよう



貴｢さ、戻りましょうかって着替えてからですよね｣


カカシ｢あー｣


貴｢私も顔洗ってから行きます｣


カカシ｢今日はもういいよ｣


貴｢え、でも｣


カカシ｢大丈夫
ちゃんと頼んであるから｣


貴｢そうですか？
すみません｣


カカシ｢夕食食べに行くぞ｣


貴｢へ！？そ、そこまではいいです
もう元気です｣


カカシ｢俺の手料理｣


貴｢え！？先輩の手料理！？食べたい…｣


俺の手料理に弱いのは知ってる


本当に俺はずるい大人



カカシ｢どの道そんな顔じゃお店行けないでしょ｣


貴｢はい、お気遣いありがとうございます


いつもよりベタ甘で
あとが恐ろしいです･･･怖い｣




カカシ｢え、いつもそんな風に思ってたの！？｣


貴｢え、違うんですか｣


減らず口が出れば本当元気になった証拠


良かった


カカシ｢泣くよ俺｣


貴｢あ、肩貸しましょうか
これでひとつ借りを返せる｣


カカシ｢ちょっと｣


貴｢嘘ですよ
さ、早く先輩の家行きましょ｣


カカシ｢あ、待て

これ羽織っておけ
買い物しないとあまり無いから
顔隠しときな｣


貴｢ありがとうございます｣



少しずつ向いてくれればいい



ずるいと言われても



惚れた俺の負けだから



少しづつ俺に染まって後で気づけばいい

あと少しだけ待ってやるから


カカシ｢買い物も終わった
家行くぞ｣


貴｢はい｣






カカシ宅



カカシ｢魚どんな風がいい｣


貴｢煮付けがいいです｣


カカシ｢りょーかい｣


貴｢先輩ならいつでもお嫁に行けますね｣


カカシ｢あのね、俺が
お嫁にいってどうすんの

それならAの方でしょ｣


貴｢私はするけど
カカシ先輩の方が美味しいし｣


カカシ｢んじゃ、お前がお嫁にもらう？｣


貴｢何言ってるんです？
先輩はボッキュンボンが好きなんでしょ？｣


カカシ｢俺のイメージどうなってんの｣


待てるか…？俺…

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