甘えたい*太宰治 ページ1
太宰side
「乱歩さんってかっこいいよね」
とか発言されて数時間。私は机に突っ伏していた
はーぁ、Aちゃんもホント見る目がないよね、なんて思いながら報告書を書いていた。
まあ彼女の恋人、とか云うやつではないけれど。ただ私の妄想のなかでキャッキャウフフしているだけなのだけれども
「...あーあ、Aちゃん。太宰が拗ねてる」
「え?ああ...いつものことじゃないですか」
「いつものことじゃないでしょ?いつもなら今頃川に飛び込んでるところだろう」
乱歩さんがラムネを飲みながらニシシというような笑顔でそう答えた。そーゆーとこがモテるんだろうけどね乱歩さんは!笑顔が眩しいっていうやつだよね!!
生憎私には持ち合わせていない長所。何事にも怯まない太宰治この私だけれどこれは手に負えないよぉ、
「ううう、Aちゃーん。構ってよお」
「やです。仕事してくださいよ!」
「んー...Aちゃんが構ってくれたら仕事してあげてもいーよ」
「上から目線腹立つ」
こうやって敬語を外すAちゃんって超好きなんだよね。なんていうの、ギャップってやつ。
報告書を手に持ちながら見下ろしてくる彼女が可愛くて自然に微笑んでしまう。ああ、好きだなあ
見惚れていたら、後ろから国木田くんが襲ってきた。強制連行された私はAちゃんに手を伸ばす
包帯まみれの、その手を
「太宰さん!」
バタン。
扉が閉められた音に放たれた言葉はかき消された。
--
「太宰さん、大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃない。キスして」
ンバッと手を広げて彼女を待つ。どうせ来ないんだろうね、なんて思ってたら
体に微かな重みと、ふわりと香ったフローラルな匂い。そしてほんのりとした暖かさが舞い降りた
「ほぇ!?」
「な、太宰さんが手ぇ広げたんじゃないですか。ちょっとぐらい甘えさせてくださいよ」
...なにこれ、デレ期?
ぎゅう、と彼女の体をぎこちなく抱きしめた
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(´・∀・`)
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マシュマロ君 - よし、好きだ(?) (12月7日 22時) (レス) @page5 id: dadbcbff17 (このIDを非表示/違反報告)
夜乃 - 好きです(突然の告白 (10月23日 22時) (レス) @page32 id: 22ab75ff6b (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 乱歩ちゃんが可愛すぎる。。。 (2023年3月14日 22時) (レス) @page8 id: a35ce8017e (このIDを非表示/違反報告)
雨色の水滴 - 乱歩さん……イイネ (2023年1月22日 10時) (レス) @page3 id: a4e9a44c2e (このIDを非表示/違反報告)
neko - 乱歩さん、これは一体? (2020年8月20日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
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