7 ページ16
.
___「瑞稀くん、休憩入りまーす」
そんな声が聞こえたのはAさんが帰ってから数分後。
「俺そんなこと言ってな、!」
「早くあのお姉さん追いかけなって」
「……っ!」
「みずっくんはいてもいなくても大して変わらないしねー」
「こら優斗(笑)作間龍斗、心より応援いたします!」
「ほら瑞稀、行きな」
みんなに背中を押されて。
やっと自分の気持ちにも気づいて。
「ありがと、っ!」
走りにくい浜辺の人混みをかき分けてく。
「Aさんっ!」
『、へ!瑞稀くん!?』
昨日みたい。
何も考えずに飛び出してきてしまうあたり俺もまだまだ子供だな。
「んっと…」
『あ、私また何か忘れ物してましたかね!?』
「いや、それはしてないんですけど…」
『なら良かったです……瑞稀くんどうしてここに?』
「……伝えたいことがあって!」
騒がしいはずの浜辺が急に静かになる。
正確に言うと、俺にはもうAさんしか見えなくなって周りの音が遮断された。
少し茶色い艶やかな髪の毛。
透き通るような少しそばかすがかった白い肌。
正直そうにまっすぐと据わった瞳。
あまり高くはない身長。
年の割には長いスカート。
全部が全部、彼女の好きなところ。
初めから、昨日Aさんがお店に来た時からわかっていた。
俺の目にはAさんだけが輝いて見えて。
それでも知らないふりばかりしてきた。
今やっと、4人のおかげで素直になれるよ。
『なに…かな?』
「Aさんのことが_____。」
.
746人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「HiHiJets」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みーま(プロフ) - 最後においシャンの歌詞でてきてやられました……🤦♀️作ちゃんの良さめちゃくちゃ詰まってます!!ありがとうございます!!! (7月27日 14時) (レス) @page41 id: e266a86186 (このIDを非表示/違反報告)
hiレベルな小5 - こんな素敵なお話ありがとうございました! (2020年2月17日 18時) (レス) id: 62d5677c5a (このIDを非表示/違反報告)
ちゅっきー(プロフ) - ハヤテさん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!^ - ^ (2019年8月26日 2時) (レス) id: c0a7664ca3 (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - 面白かったです!《*≧∀≦》私の暇な夏休みにぴったりなお話でした! (2019年8月22日 19時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はいはいこらぼ x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時:2019年8月13日 22時