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子狐とゴシップ記者。 ページ4

「あー疲れた」

帰宅したAは荷物を置くなり食卓のテーブルに突っ伏した。


「お疲れ。今日はどうだった?」

「明日暑さ我慢大会があるから、普通の業務に更にその大会の医療体制の準備に追われて忙しかった…」

「なんか閻魔庁って変なイベント開催すること多いよな…」


店の方の仕事もおわり、桃太郎は夕食の準備をしようとエプロンを着けると

店の表の方から来客を知らせる音がした。

「A出てくれ」

「はーい」

Aが店の戸を開けるとリリスが立っており、

「久しぶり。鬼灯様と婚約したんだって?」と軽い挨拶をした。


「急にどうしたんですか?」

「実は明日の暑さ我慢大会に参加しようと思ってね」

リリスは荷物を店のカウンターに置くと、近くの椅子を引き寄せて座った。

Aはすぐにお茶を準備していると、白澤もリリスの来訪に気づく。

「久しぶり〜相変わらず綺麗だね」

「まあ嬉しい。白澤様も相変わらずね」

出されたお茶を飲んだリリスは「ところで…」と話を切り出す。


「さっき外に変な猫いたけど」

リリスの言葉にAは自分の嗅覚を集中させ、

勢いよく外に出た数秒後に凄まじい猫の鳴き声が響き渡る。

その鳴き声の数分後には狐姿のAが

猫又の記者、小判の首根っこを咥えて帰ってきた。


「あ、お前!」

「へへへ。お久しぶりですニャ。

相変わらずお嬢さんは活発というか…」

「なんでうちの周りにいたんだ?」


思い当たる事はただ一つ。

鬼灯とAの婚約の件だ。


「あ、さては俺が鬼灯様とこのお嬢さんの事を怪しんで嗅ぎ回ってると思ってるにゃ」

「それ以外に何があるんだよ」

「鬼灯様とA嬢の事は婚約してすぐに鬼灯様から釘を刺されてるんで面白おかしく書いたりはしないですよ。

まあ、俺が二人の事で張り込んでたのは本当ですにゃ」

そう言って解放された小判は数枚の写真を取りだした。

映る写真全て鬼灯とAが映っている物である。


「お二人さんが祝言を上げたら記事にしようと思ってネタを暖めていてな。

祝言の時と二人がプライベートで一緒にいる写真を使いたいけど、

ちと写真がどれも弱いと思ってベストショットを狙って張り込んでて」


写真を見ていくリリスも

「確かにラブラブ感は薄いわね」

映る写真全ての二人は座敷童子や他の知り合いがいなくとも一定の距離があった。


「ぶっちゃけ二人はどこまで進んでるの?」

子狐と大人の階段関係。→←子狐に新しい友達が出来ました。



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(プロフ) - ネコさん» コメントありがとうございます。アニメすごく面白いですよね。漫画もオススメです。無理しないように頑張ります。 (2020年9月8日 2時) (レス) id: b29c9bf4f3 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - 最近Abemaで鬼灯を見始めてからハマってます(笑)応援してます!鈴さんのペースで更新頑張ってくださいね。 (2020年9月4日 18時) (レス) id: f7821a3b7d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 櫻駄ミズキさん» コメントありがとうございます。頑張ります! (2020年9月2日 7時) (レス) id: b29c9bf4f3 (このIDを非表示/違反報告)
櫻駄ミズキ(プロフ) - めっちゃ好きです…!!応援してます(о´∀`о) (2020年9月1日 17時) (レス) id: 441661fb12 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - レノン・リーシュナさん» コメントありがとうございます。両作品とも拝見した事のない作品なので、検討という形にさせて頂きます。すみませんでした。 (2020年9月1日 7時) (レス) id: b29c9bf4f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十五 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php  
作成日時:2020年7月27日 0時

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