逢いたい

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正門「ははっw」


大吾「まぁまぁ…w」


ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ


丈「あ、まとくん。古謝」


真鳥「はよ」


古謝「おはよ」


康二「珍しく早いんやね」


古謝「そんな事ないで？」


康二「そぉか？」


古謝「おん」


ﾄｩﾙﾙﾙﾙﾙﾄｩﾙﾙﾙﾙﾙ


真鳥「もしもし」


？？『真鳥っ！』


真鳥「薫太？どないしてん。そない急いで」


薫太『今すぐ病院来て！』


真鳥「え？」


薫太『ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…ええからはよ！』


真鳥「事情g…」


薫太『来たら説明するっ！他の人が居るならその人らも連れて来て！』


真鳥「分かった」ﾌﾟﾂｯ



古謝「どうしたん？」


真鳥「病院来いって」


康二「それって…」


真鳥「多分龍太の事やろ。行くぞ」


「「はい！」」





病院


真鳥「薫太！」


薫太「真鳥…」


真鳥「どういう事？」


薫太「それが…流星と一緒に居ったらしいんやけどさ、頭痛が酷いって言うて…その場にしゃがみこんじゃったらしいんよ」


真鳥「龍太くんは…」


薫太「龍太は今…ICU…って所に…」


皆「！？」


大吾「流星は…」


薫太「…着いてきて」


大吾「はいっ」



真鳥「薫太」


薫太「何？」


真鳥「照史から聞いてる？」


薫太「多少の事はね。…龍太の性格からしてさ、年下になんか頼らへんねん」


真鳥「そうやんな…」


薫太「だから照史に任せてん」


真鳥「そか…でも何で薫太が今ここに？」


薫太「稽古行く予定やってんけどさ、共演者の人が風邪引いて稽古なくなって、そしたら流星と龍太に会って…辛そうやったからさ、病院に連れて来てん」


真鳥「そうやったんや…」


薫太「うん。……あそこやで」


大吾「大にっちゃん…」


康二「大吾…」


大吾は流星の所に行く


大吾「ｷﾞｭｯ」


大西「大ちゃん…」


大吾「怖かったね…でも、もう大丈夫やからね」


大西「大ちゃんっ…ｸﾞｽｯ…」


楠「…どうも…」


真鳥「あの…龍太は？」


楠「最近は良かってんけどな…CT検査して悪化してないか調べなアカンかな…」


康二「悪化してる可能性も…」


楠「あるね。…正直言うと、体はもう限界。ボロボロやねん」


正門「そんな…」


楠「でも…すごい楽しそうやねんな。でも…今すぐ活動を止めてほしいくらいなんだ」


薫太「…俺らから言うても多分無駄…龍太は最期まで舞台に立つって決めたから活動止めるなんて聞かないと思う…」


楠「分かってる。…だから、抗がん剤治療…してほしいんだよ…」

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