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康二「もー…子どもじゃないんやから」
龍太「ふふwホンマやな…」
大吾「龍太くんホンマに太りましょ」
龍太「食欲ないもん」
康二「それ秋バテちゃうん?」
龍太「多分」
康二「ホンマに太った方がええで?」
龍太「そーやなぁ…太らなヤバいなぁ〜」
康二「呑気に言うてる場合ちゃうからね」
龍太「おんw」
大吾「でも元気そうで良かったです」
龍太「うん」
康二「クリパもあるし頑張ろな」
龍太「そやね」
ー数日後ー
病室
ガラガラ
菊岡「室」
龍規「キク達も来てくれたんやな」
政氏「あぁ」
薫太「どーですか?龍太は」
龍規「そんな変わらへんよ」
文一「大丈夫なんか?」
龍規「…変わらない。前と」
文一「…そか…」
龍規「ただ…」
菊岡「何かあったか?」
龍規「…この間…てんかんの発作が出て…」
政氏「てんかん…」
龍規「俺さ…怖くて…何も出来ひんくて…」
菊岡「室…」
龍規「ナースコール押してさ…先生に来てもらって治まってんけど…」
文一「お前が責任感じてどーすんねん」
龍規「だって…」
文一「自分責めるのお前の悪い癖やぞ」
龍規「文…」
文一「少しは楽にしてろよ。気ぃ張り詰めたままやとしんどいだけや」
龍規「…うん…」
薫太「…龍太…やっぱり照史と大智に言うたみたいです」
文一「何やって?」
薫太「怖い?って聞いたら「当たり前やん。怖い…手術せな…腫瘍なんかどんどん大きくなっていくし…いつかは死ぬ…死にたくないし…辛い事から…逃げたい。毎日俺じゃない誰かだったらいいのにって…俺じゃなかったら…って。そしたら楽やったのかも…」って言うたらしくて…」
龍規「そか…」
文一「…強がってるだけ…って事か」
薫太「それと…」
政氏「ん?」
薫太「どうやって頼ればいいのか…分からんって…」
菊岡「…頼り方を知らんのか…」
薫太「はい…」
文一「この間微熱あったらしいしな…」
政氏「そうなん?」
文一「康二がな。この間の秋コンで無理したせいや、って担当医の人が言うてたって」
菊岡「そっか…」
文一「あぁ」
薫太「治りますよね…龍太…」
4人「…っ…」
龍規「…今…ここでは断言出来へん…」
薫太「そう…ですよね…」
文一「…信じとかなアカンのちゃうか」
菊岡「文…?」
文一「治るって。信じとかなアカンのちゃうか?」
政氏「…そやな…」
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むにゃむにゃ団子 - 君の膵臓を食べたい、、、、、、、、、、、、、、、、、? (2019年10月19日 9時) (レス) id: b07ee6c15c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:室担の黄色ジャス民 | 作成日時:2018年8月29日 2時