トリセツ五十二 ページ7
夢主side
木兎「はぁ…はぁ…お前が、俺からっ…げほっ、逃げる、な、はぁ…んて、100年はぇぇ…はぁ…！」
赤葦「めっちゃ息きれてますよ」
黒尾「Aのっ…ちゅーが…げほっぅえほっ！」
「そんなのいつでもしてあげるよ。それより、何か用があるんじゃないの？月島」
目の前で息切れしてる月島に聞くと、息を整えながら口を開いた。
月島「はぁ……聞きたいことがあったんですけど、いいですか」
「いーよ」
まだ息を整え中の2人に代わって返事をすると、月島は「すみません、ありがとうございます」と遠慮がちに言った。
月島「貴方達のチームはそこそこの強豪ですよね」
「ん」
月島「全国へ出場はできたとしても優勝は難しいですよね」
「まぁ、今はそーゆーことにするよ。で？」
月島「僕は純粋に疑問なんですが、どうしてそんなに必死にやるんですか？
バレーはたかが部活で、将来履歴書に『学生時代部活を頑張りました』って書けるくらいの価値じゃないんですか？」
「ん、そーゆーことね。
それはさ、バレー楽しくないからそんなこと言えるんだよ」
後ろで「人名になんねー！」とか騒いでる鉄郎達を置いて、月島に言った。
月島「…？」
「何で楽しくないのかっていうと、月島がバレーが下手くそだから」
月島「！！」
ピキッと月島に青筋がたつ。
分かりやすい表情が何だか面白くて、私は笑って腰に手を当てた。
「月島さ、この前私に天才って言ったわよね？」
黒尾「！」
月島「…はい」
「私、今クラブ通ってるんだけど、男子バレーチームなの。試合とか行っても周りは貴方みたいなタッパのある人たち。
ちょっと前までバレーするのが嫌いだったよ。相手のスパイク1本止められない下手くそだったから。
だから誰よりも練習して、どんな屈強な男子にも負けないキルブロックを磨いた」
月島「…」
木兎「あーそれ！俺も分かる！！
俺も得意なクロス止められまくったときクソ悔しくて、ストレート練習しまくった！んで次の試合で、ブロックに触らせずにストレート打ち抜いた！」
「その時、自分の時代が来たっ！って感じになった」
木兎「分かる！！」
「ふふ。月島、『その瞬間』があるか、ないか、だよ」
ニヤリと笑ってみせた。
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Kyaaaa(プロフ) - みかんさん» こちらこそありがとうございます！笑これからもよろしくお願いします！ (2020年1月3日 20時) (
レス) id: 6ff64ceebb (このIDを非表示/違反報告)
みかん - すごく面白かったです！！ありがとうございます笑 (2020年1月2日 18時) (レス) id: fd8c51e0ba (このIDを非表示/違反報告)
Kyaaaa(プロフ) - 夜月─《 *無人* 》☆さん» ありがとうございます( ´艸｀)コメントすっごい嬉しいです！これからも頑張って書きますね(^з^)-☆Chu!! (2019年3月6日 23時) (レス) id: 245f281267 (このIDを非表示/違反報告)
夜月─《 *無人* 》☆(プロフ) - いやツッキー可愛いなおい。第3体育館組の絡み本当好き…ぼっくんかっこよき…更新頑張ってください！ (2019年3月6日 21時) (レス) id: 7f57af0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kyaaaa | 作成日時：2019年3月5日 12時
