トリセツ四十九 ページ4
山口side
外にあるベンチに腰掛けると、孤爪さんが自販機でミネラルウォーターを買ってくれた。
お礼を言うと、俺の隣に座って話をきり出す。
A「で、何の用？忠」
「えっ！？俺のこと知ってるんですか！？」
驚きのあまり、ペットボトル片手に立ち上がって大声をあげてしまった。静かなので外野はいないが、唖然としながら俺を見上げる先輩を見て、自分のした行動に気づく。
顔がかーっと赤くなるのを感じた。慌てて「すみません！」と謝ろうとすると、
A「ふっ、あははっ」
「…へ」
A「忠、面白い。ふふっ」
先輩が、笑った。声をあげて。
俺は違う意味で顔が熱くなるのを感じた。
この人、こんな風に笑えるんだ。凄いギャップ…めちゃくちゃ可愛い…
A「この合宿の選手全員の名前なんて当然知ってるし。レギュラーでもイレギュラーでも」
「す、すげぇ…」
A「ふふ。ねぇ、忠って月島のお友達なんでしょ？」
「！あ、はい。まぁ…幼なじみっていうか…」
A「その幼なじみのこと？話したいことって」
孤爪さんが俺の顔を見つめながら聞いてきた。黄色い瞳が月明かりでキラキラしてて、綺麗だなぁってぼんやり考える。
A「月島ってさ、もしかして昔バレー大好きだった？」
「えっ」
A「それで中学校とかの試合で圧倒されちゃった…とか？それともレギュラー降ろされた、とか？違うなぁ…
もしかしてレギュラー奪われた？それでああなっちゃったの？」
「…っな、何で」
A「カン。私頭悪いからカンなの」
頭をツンツンと指しながら微笑む。
凄い。間違ってるけど何となく合ってる。そう、俺がここにいるのはその事について相談したかったからだ。
「あの…少し長くなっても、いいですか」
A「ん、もちろん」
「ありがとうございます…」
隣に座り直して俺は話した。ツッキーと出会った時からあの時までの事を全部。
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Kyaaaa(プロフ) - みかんさん» こちらこそありがとうございます！笑これからもよろしくお願いします！ (2020年1月3日 20時) (
レス) id: 6ff64ceebb (このIDを非表示/違反報告)
みかん - すごく面白かったです！！ありがとうございます笑 (2020年1月2日 18時) (レス) id: fd8c51e0ba (このIDを非表示/違反報告)
Kyaaaa(プロフ) - 夜月─《 *無人* 》☆さん» ありがとうございます( ´艸｀)コメントすっごい嬉しいです！これからも頑張って書きますね(^з^)-☆Chu!! (2019年3月6日 23時) (レス) id: 245f281267 (このIDを非表示/違反報告)
夜月─《 *無人* 》☆(プロフ) - いやツッキー可愛いなおい。第3体育館組の絡み本当好き…ぼっくんかっこよき…更新頑張ってください！ (2019年3月6日 21時) (レス) id: 7f57af0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kyaaaa | 作成日時：2019年3月5日 12時
