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トリセツ十五 ページ16
夢主side
「はぁ、はぁ…！」
走って走って、やっと我が家についた。
おかえり、と母さんの声が聞こえるが、それどころではない。
ドタドタと階段を上る。
バタン！と部屋のドアを開けて中に入った。
研磨「っ！ちょっと、入る時はノッ…ク……」
入ったのは研磨の部屋。
私の顔を見た研磨は、
ゲームから目を離して言葉を失った。
「研磨……私、バカだ」
研磨「A……？」
「私…鉄郎に……怒られた…」
バックを投げ捨てて、研磨に抱きつく。いつもだったら嫌がる研磨は何も言わなかった。
研磨「A」
「苦しくて死にそう」
今までの関係が全て、崩れる音がする。
こんなに、苦しいことがあったか。
ぼろぼろと涙を溢す私を、研磨は抱きしめてくれた。
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作者名：Kyaaaa | 作成日時：2019年2月17日 14時
