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リドル「......なんてね。もう薔薇の木の1本2本で罰したりしないさ。」
さっきの睨みが嘘のように、ふんわりとした笑顔で言った。
今までのリドル先輩では考えられない行動である。
ケイト「ほ、ほんとー！？ リドルくん寛大！」
「(薔薇の木の1本2本.......どうしよう。私5本くらいイチゴにしちゃった)」
リドル「みんなで塗れば早いだろうしね。」
エース「って塗るのは変わんねーのかよ！」
緊張が一気に解れて、みんな自然と笑って話し出す。わちゃわちゃとした雰囲気がとても居心地が良かった。
しかし早く食べたくて堪らないグリムにとっては、さっさと薔薇を塗ってしまいたいようで。
みんなを急かして薔薇塗りを始めさせた。
エース「......ん？おいA。そんなところで何してんだよ。早く塗りに行くぞ」
「エッ！？ あ、いや.....私ちょっと用事があるから、もう帰るね」
エース「は？」
どこか様子がおかしいAちゃん。ぎこちない動きで出口へと歩いていく。
その顔は、まるで何かをやらかしたように真っ青だった。
どうしたんだろ？と疑問に思った時、薔薇塗りをしている先輩達の声が耳に入った
ケイト「ちょっとAちゃん！？なんでイチゴの木がこんなにあるの！！？？」
トレイ「おいおい、薔薇ごとイチゴになるとか初めてみたぞ.....。どうするんだ、コレ」
リドル「.......」
流石のリドル先輩もコレは頂けなかったようで。
目線をそっとAちゃんに向けた
対するAちゃんはダラダラと冷や汗をかいている
リドル「Aさん」
「はい！」
リドル「あとで僕の部屋に来るように。
一度貴女とはゆっくり話がしたかったんだ」
「はい！喜んでっ！！」
元気よく返事をした。なんなら手もピシッと上にあげて。
うん、リドル先輩の圧が怖かったんだね.....。
その後はみんなで協力して薔薇を塗った。
リドル先輩は一瞬で白い薔薇を赤く染めていて、とっても凄かった！！
そして何気にAちゃんもイチゴを薔薇に戻し、一瞬で赤く染めていた。え、こっちも凄い！
エース「で、寮長の詫びタルトは結局どうなったの？」
薔薇塗りが全部完了した後、エースは数日前に約束していたタルトを話に出した。
リドル先輩は「ちゃんと作ったよ」と言って苺のケーキをテーブルに乗せる。
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芽郁 - このお話とても面白くって何回も見ちゃいました！笑 続き楽しみにしています！ (2022年2月15日 10時) (
レス) id: e0f7f7a199 (このIDを非表示/違反報告)
Sonia(プロフ) - お餅モチモチさん» 閲覧ありがとうございます！楽しんでいただけたら幸いです！超スローペース更新ですが頑張ります！ (2021年7月29日 6時) (レス) id: 5d50facb78 (このIDを非表示/違反報告)
お餅モチモチ - 初コメ失礼します!面白いです!更新頑張ってください! (2021年6月21日 0時) (レス) id: d5b7ff9b70 (このIDを非表示/違反報告)
Sonia(プロフ) - ずんだ餅さん» なんと嬉しいお言葉...！楽しみにしてくださり、ありがとうございます！更新は遅くなってしまいますが、少しでも楽しんでいただけるよう頑張ります！ (2021年5月17日 18時) (レス) id: 5d50facb78 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ餅(プロフ) - おかえりなさい！楽しみに待っていてよかったです！これからも更新頑張ってください。楽しみに待ってます！ (2021年5月17日 8時) (レス) id: 20ed5c9ff5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sonia | 作成日時：2020年6月23日 8時
