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よかったああ！！
トレイさんが誰も魔法使ってないって言ってたからホント焦った！
止まらない薔薇の木攻撃を一本の刀でスパンスパンッと切り落とす
あ、そういえばこの木って寮の庭の木だ！
全部切ってたら流石にヤバいかな....？
急いで刀を鞘に納め、そのまま薔薇の木を叩き落とし始めた
痣巳『ふ〜ん、やっぱりこんな攻撃じゃ落ちてくれないね。なら、これはどうかな？』
パチンッと鬼が指を鳴らすとさっき叩き落とされた薔薇の木が一斉に浮かび上がり、私の頭上と周りを囲む
そして中心に勢いよく刺し向かってきた
_____黒の呼吸 肆ノ型《暗黒狂乱》
もう一本の刀も手に取って両方とも逆手に持つと、鞘のまま二刀流で向かってきた薔薇の木を一瞬で捌く
その様子を見た鬼は『お〜！』と手をパチパチしていた。
「ああもう！アンタの攻撃ウザすぎ！！こんなチマチマ捌くのダルい！！」
痺れを切らした私は、刀を鞘から抜いて勢いよく鬼の元へ飛びだす。
鬼の頸を狙って刀を振るうと鬼は慌てたようにそれをヒョイッとは避けた。
痣巳『おおっと.....危ない危ない。頸を斬られるところだった______』
______黒の呼吸 参ノ型《影狼》
痣巳『っ！！』
そのまま背後に回った私は二本の刀で斬撃を飛ばす
その斬撃は二匹の黒い狼へと変化し、激しく暴れながら鬼の両腕を喰いちぎった
すると、今まで浮いていた薔薇の木が一斉に地面に落ちる
まるで操りから解放されるように。
痣巳『っ......いてて。も〜腕取られちゃったぁ』
涙目で痛がっているものの、すぐに鬼の両腕が生えてきた。
その様子を見ていた生徒達は信じられないように驚く
グリム「腕が生えたんだゾッ！？」
エース「うげっ！なんだあれ！？キモっ」
ケイト「ヤバヤバじゃん！」
学園長「......なるほど。鬼を倒すために頸を斬る必要があるのはこういう理由だったんですね。
恐らく、鬼殺隊の刀以外で斬ったとしても同じような結果になるでしょう」
クロウリーさんは納得したように呟いた
その通りですよ、頸以外は斬っても斬っても生えてくるんです。うざいったらありゃしない。
痣巳『ん〜もう面倒だしちょっと本気になろっと』
鬼は生えてきた腕を回し、手をグーパーして動きを確認すると口元がニヤリと笑う。そして、今度は印を結ぶように手を組んだ
______血鬼術 傀儡人形
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芽郁 - このお話とても面白くって何回も見ちゃいました！笑 続き楽しみにしています！ (2022年2月15日 10時) (
レス) id: e0f7f7a199 (このIDを非表示/違反報告)
Sonia(プロフ) - お餅モチモチさん» 閲覧ありがとうございます！楽しんでいただけたら幸いです！超スローペース更新ですが頑張ります！ (2021年7月29日 6時) (レス) id: 5d50facb78 (このIDを非表示/違反報告)
お餅モチモチ - 初コメ失礼します!面白いです!更新頑張ってください! (2021年6月21日 0時) (レス) id: d5b7ff9b70 (このIDを非表示/違反報告)
Sonia(プロフ) - ずんだ餅さん» なんと嬉しいお言葉...！楽しみにしてくださり、ありがとうございます！更新は遅くなってしまいますが、少しでも楽しんでいただけるよう頑張ります！ (2021年5月17日 18時) (レス) id: 5d50facb78 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ餅(プロフ) - おかえりなさい！楽しみに待っていてよかったです！これからも更新頑張ってください。楽しみに待ってます！ (2021年5月17日 8時) (レス) id: 20ed5c9ff5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sonia | 作成日時：2020年6月23日 8時
