猫かぶり少女の憂鬱

卒業までに ページ3

…猫をかぶって友達を増やして、何週間か…

やっと慣れてき…た訳ない。

───うちのクラスはおかしい。

E組とはいえ。とはいえよ？

磯「起立！礼！──」

教壇前の超生物目掛けて、一斉に射撃を開始する。

？「おはようございます！このままで結構ですので、出席を取ります！！」

26人の銃弾を…避けてる…

？「マッハ20の私には遅すぎます！」

チートかよ()

───・・・出席とり終わったし。

茅「ちょっと殺せんせー早すぎない？？手加減してよ〜〜〜」

殺「ヌルフフフ…殺せるといいですねぇ。卒業までに。」





殺せんせー。カエデが付けた名前だ。

この超生物というのは3月に地球を爆破すると

予告した"黄色いタコ"に似た…何かだ。

名前はないらしいので、殺すと先生をかけて

殺せんせー

そんな可愛いものでは無いが、

親しみやすい名をつけたカエデはすごいと思う。

実際あの月を三日月にした張本人だ。

と、烏間先生…防衛省の烏間惟臣さんから聞いて

初めて納得したものだ。

誰だってあの見た目、あの声で言われて

理解はできないだろう。




あ「…にしても、本当に殺せるのかな」

そもそもなんでこんな落ちこぼれクラスに？

奥「ほんとにその通りです…」

あ「ちょっとチートがすぎるよね笑」

奥「Aちゃんもそう思います!?」

まなみは私の前の席の子。

私の席の近くで唯一の女の子。

男子苦手な私からしたらこの子は癒し…

奥「私、卒業までに殺せるのか不安です…」

あ「まなみ。」

奥「はい？」

あ「可愛い！」

奥「話聞いてました!?」

こんなほのぼのした教室。私はやっぱりついてるかも。

あ「聞いてたよー？殺せるか不安って話でしょ？でもまなみが可愛いのがいけないんだよ〜〜〜」

奥「話しそらさないでくださいっ」

あ「だって近くの席の女の子ってまなみしか居ないんだもん」

奥「確かにそうですけど…そういえばAちゃんの隣、空いでますよね」

あ「そーなの。誰か来るのかな」

特等席とも言える私の席。

その席の隣は…空席。

最初から誰もいないなら、

この席いらない気がするんだけど。

なんでかな…

あ「嫌な予感…」

奥「え？」

あ「うん？女の子来たらいいなぁって！」

そうですね！ってまなみは笑顔だけど。

この嫌な予感は、なんだろう…






───そうして嵐は巻き起こる。






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もうすぐ嵐がやってきますね。

例のあの人です笑

のんびり進めていきます

空席のフラグ→←癖は治らない

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