白鳥沢学園のマネ 4 【ハイキュー！】【白鳥沢学園】 (ページ38)

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『ねぇ、飛雄』

「！………お久しぶりです、A先輩」

__元気に変人コンビやってる？

及川が前に日向くんと影山にそう聞いていた。
変人コンビは年中無休なのだろう。
活動日とかあれば毎日でも偵察や観察をしていたのにな。。
そしたら、外壁から埋めに行ったのに。。。

「日向から聞きました。
この前まで白鳥沢でマネ業されたと」

『うん、確かにしたね。』

ボール拾いという役割に担った彼は
今どこで何をしているのだろう。若利や覚達が変なことしなければいいのだけど。

マネージャー目線ではなく保護者目線となってしまう。

『飛雄。

貴方にとって高校時代はまだ始まったばかり

何事にも挑戦していくんだよ。

諦めて挑戦しない方が惨めで愚かだ。

貴方もチームも

負けたチームのことなんて思わなくていい。同情なんて共感なんてしなくていい。そんなのお節介なの。

烏野高校らしい
バレーをして_____そして、沢山青春しなよ!』

私とあなたの歳はもちろん違う。

私はもう3年生。

貴方は1年生。

中学生時代は共に過ごしてきたけど、

高校に入ってからは共に別の道を歩んできた。

飛雄は

日向翔陽という相棒を見つけて

烏野高校という仲間を得た。

なら私は？？

私の仲間は白鳥沢のみんなで。。

相棒も、、

みんななんだから。。

「__先輩、オレは先輩から学んだこと何一つ忘れてません」

昔、中学校に入学したばかりの時

仲良くなろうとしたために
及川や岩泉の好きなスポドリのメーカーや分量、
タオルのふわふわさとか、全て教えたし、

飛雄の変な癖も毎回指摘してきた。

でも損な飛雄は何一つ嫌な顔しないで。

__気をつけます

そう言って練習に励んだ。

バレーに励む貴方は

本当にかっこよかったよ。。

「__改めて、ありがとうございました」

勢いがある90°のお辞儀。
久しぶりにこんなお辞儀見たわ、五色以来かな。。

『感謝の言葉なんて要らないよ。

マネージャーにとって1番嬉しいのはね。

日々の練習の様子をまじかで応援できる事なの』

背中を押して、余分な力を抜力して、
選手のいつも通りが出せるような環境作りをするの。。

そして何よりも

バレーを楽しそうにしている

あなた達に毎回見とれちゃうんだから。