#２５ ページ26
午後の1回戦目は梟谷
2回戦、3回戦目が審判で、4回戦目が音駒
私は今特にすることも無く、ぼーっと選手達を眺めていた
「 Aちゃん、元気？ 」
『 松川さん 』
「 っあ、悪い、花が名前呼びだったからつられた。……俺も名前で呼んでいい？ 」
『 いいですよ、全然 』
「 ありがと 」
『 あ、なんかありました？ 』
「 いーや、特に何もないよ。なんかAちゃんぼーっとしてたから、ちょっかいかけにきた 」
そう言って松川さんはヘラっと笑った
松川さんはすごく大人っぽい
私が出会ってきた高校生の中でナンバーワンにスーツが似合うと思う
でも笑うと目がなくなって、少しだけ幼く見える
「 …ん、もしかして見惚れた？ 」
じっと見つめていたのがバレてしまったらしい
ふ、と柔らかく笑った松川さんは色っぽく見えた
『 あ、いや、………………はい 』
「 え、まじ？ 」
『 ちょこっとだけ、です 』
「 っはは、ダメだな、Aちゃんには敵わねぇわ 」
『 …松川さんは、すごく大人っぽいので、なんか変な感じしますね 』
「 まって？それどういう意味？ 」
松川さんは口を少し尖らせながら私の両頬を片手で潰した
『 ほめてまふ 』
「 ほんとかよ 」
『 いや、ほんとに 』
.
「 A！！！！！！！！！ 」
突然、私たちの会話を遮るように私の名前が叫ばれた
私達はもちろん、体育館中の人が声の主に注目する
『 え、木兎さん？ 』
沸騰してるのかってくらいに顔が赤い木兎さんが、コートの向こう側から仁王立ちして私を指さしていた
「 きちんと俺のスーパープレーを見ておけよ！！ 」
『 今日は無理です！！！私は青城のマネージャーなので、梟谷の、…木兎さんの応援はできません！！！ 』
「 なんでだよぉぉぉ！！！ 」
『 赤葦に聞いて！！！！！！ 』
「 赤葦なんで！！！ 」
「 知りませんよ 」
ごめんね赤葦、あとは任せた
「 Aちゃんってあんなでかい声出せんのな。なんか意外だわ 」
『 私めっちゃうるさいですよ 』
「 もっと大人しいイメージあった 」
『 それよく言われます 』
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ふぐひらめ - 年、組、名簿番号がぴったり以前の私と合ってて笑いました (2023年1月2日 7時) (
レス) @page15 id: f76242864c (このIDを非表示/違反報告)
ﾒｲﾒｲ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2022年12月22日 19時) (レス) @page41 id: 816b6fd3b1 (このIDを非表示/違反報告)
TUGUMI(プロフ) - めっちゃ面白かったです！更新楽しみにしてます。 (2020年11月26日 20時) (レス) id: b6b6b260bf (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ハンドクラップを学校の先生の誕生日会で30分やりました！次の日筋肉痛で歩く度にうめいてたので友達に笑われてましたwww (2020年8月15日 22時) (レス) id: e52bd3eefd (このIDを非表示/違反報告)
みー - めっちゃ好きです(^ー^) 更新楽しみに待ってます!! (2020年8月10日 21時) (レス) id: 308ccef0fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるふ | 作成日時：2020年8月4日 15時
