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牛鬼たちがぬらりひょんらを押さえ込んでいる間に私は素早く抜け出す
「承知致しましたが、あまり長くは難しいでしょうから早くお戻りください」
「善処はしよう」
▽▲▽▲▽
「あんたが奴良くんやったら全部……繋がるんや。
妖怪は悪いことをするから妖怪。
奴良くんやったら納得出来る。
何度もありがとうな…やさしい奴良くん」
リクオがいるという場所にやってきた途端、桜の木の上にいたリクオが一緒に上にいた転校生を木から蹴り落とした
たまたま下にいた私はそれを眺め、池に落ちる転校生を見つめた
「何するんや━━━━━!!あんた最低やなー!!」
「…さっさと帰れ京都に」
「…今のは悪業やで!
帰ってきたら…今の分滅したる!!」
「へぇ。楽しみにしとく」
「……転校生、無事か?」
「!桜夜さん…
て、あんたもそうや!妖怪やった!
よくも黙っとったなー!!」
「自分から妖怪である事ひけらかすわけなかろうが、たわけ」
何を当たり前のことを…
「お。Aちゃん、ジジイたちから開放されたのかい?」
「いや。牛鬼と鴉天狗、首無に取り押さえてもらっているだけだ」
「無理くり出てきたのかい」
クツクツと笑うリクオは本当、ぬらりひょんに似ている
昼はそこまで似てないが夜の姿はそっくりだ
鯉伴の時も思ったがやはり、ぬらりひょんの血というのは強力すぎるな
「せや。桜夜さん!」
「ん?なんだ?」
「ここの妖怪たち、あんたのこと"奥方"や言うてるけどいったい誰の奥方なんあんた!
奴良くんやないんやろ?」
「………聞いたら腰抜かすかもしれんぞ」
「?」
何となくリクオを見てみれば、言ってやれ。と言いたげな愉快そうな顔
「…ぬらりひょんだ」
「……?どゆこと?」
「だから、この奴良組の初代。
リクオの祖父の元祖ぬらりひょんだと言っている」
「……なんやてェ━━━━━━━━━━!?!?」
あまりの声量に耳がキーンとした
何故こうもうるさい奴らばかり集まるのだここに
「そ、な、え!?ま、まさかぬらりひょん…
あのおじいちゃんてロ、ロリコ……」
「違う。断じて違う。あやつのことをかばうわけではないが、断じて違うことだけは言っておく。
色々とこちらにも事情があるのだ」
「………き、禁断の………」
「貴様は本当、救えんほど阿呆だな」
「なんやて!!?」
花開院、これで大丈夫なのか?
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棘くん(プロフ) - 更新ありがとうございます!!! (2021年5月30日 16時) (レス) id: 187c3c8143 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 更新ありがとうございます!!早速読ませてもらいました!次も楽しみに待ってます!頑張ってください! (2021年5月30日 12時) (レス) id: 105efbdf0c (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 紅葉さん» 紅葉様。応援ありがとうございます!これからもよろしくお願いします笑 (2021年5月30日 11時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 更新ありがとうございます!これからどんな風に話が進むのか楽しみです!頑張ってください!! (2021年5月22日 18時) (レス) id: 105efbdf0c (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - ▼とある黒兎さん» 更新をお待ちいただきありがとうございます!ゆっくりですがちゃんと更新しますので、これからもご愛読くださいませ。 (2021年5月22日 18時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:江 | 作成日時:2020年11月12日 18時