営 業 開 始〜Meeting place〜《 3 》

121 ~隼side~ ページ34

隼「ごめん、電話してた」


花梨「ん？全然良いよ
　 あのね、メンさんへのお土産どっちが良いと思う？」




全然良いよ。の言葉通り、本当に気にしてなさそうな

花梨がそう言って見せてきたのは､、

"太陽"って書かれたサングラスと"地球"って書かれたサングラス。


あの地味〜にちゃんと前見えるやつ。



腕に掛けてるカゴに目をやれば

宇宙飛行士のスノードーム4つと、宇宙人のスノードームが1つ。

多分宇宙人のは裕太君用だろうけど､、

他のメンバーへのお土産はまともなのに､、


メンさん､、笑






隼「んー、こっち笑」


花梨「あ、こっち？地球？
　 そっかそっか笑、どんなリアクションするかな〜笑」





…楽しそうです

花梨、今日1番楽しそう。


まぁ、いっか。

理由がメンさんでもなんでも花梨が楽しそうにしてるんだし



それから、花梨とああでもないこうでもないとか言いながら

マネージャーとかスタッフさんへのお土産に、地球の飴を買って


そうしてる内に、15分前。






隼「そろそろ入場しよっか」


花梨「そだね」





そうやって入場しても、お客さんはまだ誰もいない

さずがに早いか、15分前は。





花梨「わー、どうしよ、なんか緊張する」


隼「うん、なんかちょっとね」


花梨「プラネタリウムとか何年ぶりだろ。
　 小学校の遠足以来だよ」


隼「えー、遠足でプラネタリウムとかあんだ」


花梨「けどね、あんま覚えてないからなぁ」


隼「忘れちゃったの笑」


花梨「うん、忘れちゃった笑」







今日のことも、いつか

おじいちゃんとかおばあちゃんになった頃に思い出そうとしても

なかなか難しいんだろうな


その時には、この事を忘れていても、

また別の事は覚えてると思うし。


なにか、大切な思い出を。



その思い出が誰と一緒のものが良いか､、









花梨「ねぇ、隼ってさAの事好き？」



2人きりのプラネタリウムには、声がよく響く。

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