営 業 開 始〜Meeting place〜《 3 》

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頭ふわふわする､、


あれ？

私何してるんだっけ





左手がぽかぽかしてる､、。

なんだろ、すごくあったかい


自分の左腕を辿ってみれば、

誰かと手繋いでる？



その誰かは､、綺麗な金髪の人。

背中が大きくて、


これって、私の大好きな背中だ。



　

　

　
　「…隼？」






大好きな人の名前を口にしてみれば、

大きな背中がビクッと揺れた。


あぁ、やっぱり隼だ




私の夢にまで出てくるの？

とことんずるいなぁ、隼は。


そんな事されたら私が隼の事考えてない時間が無くなっちゃうよ



　

　


すると、不意に左手の温かさが無くなる。

あれ？何で？


また私のもとから離れていっちゃうの？

いつだって、隼は私のもとから花梨さんのところへ行っちゃう

その度に私は精一杯の笑顔を作って、"バイバイ、またね"って。


"またね"

その"また"だって、私は変わらずに"友達"なんだよ


近いようで、遠くて､、あと少しが届かなくて、









　


　「…行かないで」


　「…花梨さんのとこ、行かないで」









現実では伝えられないこの気持ち。


夢の中だけでは、少しだけ素直になってみようかな

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