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敵が目の前まで迫ってくる。
嫌だ、嫌だ、嫌だ……
「バイバイ、雄英生徒さん。」
敵が笑う。
頭の中が絶望で埋まったその時。
巨大な炎が敵を巻き上げた。
敵が怯んだ隙に、氷漬けにされる。
「Aっ！」
「焦、凍……？」
「てめぇ、エンデヴァーの……！」
氷漬けになった敵は、全く身動きがとれないらしい。
「ちょっと待ってろ。」
拘束されていた腕も、やっと自由になった。
すぐに、警察も駆けつけてくれた。
焦凍が呼んでおいてくれたみたい。
「大丈夫ですか！？」
「はい、なんとか……」
「申し訳ありませんが、敵を連行致しますのでこれで……」
「いえ、ありがとうございました。」
「A、大丈夫か！？」
「うん、焦凍のおかげで。」
焦凍は怪我がないか確認するように上から下へ視線を動かす。
私は咄嗟に手を隠したけど、バレてしまった。
「お前、その手……！」
「ちょっと撃たれちゃっただけ。 大したことないよ。」
「撃たれた……！？ 悪ぃ、ホントに……」
焦凍は本当に申し訳なさそうな顔をする。
「でも、ホントにありがとね。」
「焦凍がいなかったら、私……」
さっきまでの光景がフラッシュバックする。
今までに感じたことのない、恐怖。
思い出すだけで肩が震える。
突然、焦凍に抱きしめられる。
「怖かったんだろ？ 無理しねぇで、泣いていいぞ。」
「焦、凍……！」
私は焦凍に縋りついて、泣きじゃくった。
焦凍の温もりが、私をすごく安心させてくれた。
「悪ぃ、これからはお前のこと、絶対一人にしねぇから。」
「うん、私も、焦凍みたいに強くなれるように頑張る。」
「一緒に帰ろ。」
「おう。」
私たちは、手を繋いで帰った。
さっきまでのことが嘘みたいに、焦凍の左手は温かく感じた。
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れおん様、リクエストありがとうございました！
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桜 - 誕生日になったら，お祝いしたいです (4月11日 17時) (
レス) @page34 id: 1ecfe5f693 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 作者さんの誕生日は，いつですか？ (4月11日 17時) (レス) @page34 id: 1ecfe5f693 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 轟焦凍×爆豪勝己×激甘の続きがほしいです。お願いします。 (4月11日 16時) (レス) @page17 id: 1ecfe5f693 (このIDを非表示/違反報告)
レミー - リクエストで，死柄木や荼毘をヤンデレにして欲しいです (2023年2月4日 6時) (レス) @page34 id: 069b817a50 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - ドキドキしすぎて涙でそ… (2023年1月25日 21時) (レス) @page28 id: b271341cb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさもっち。
| 作成日時：2018年7月29日 1時
