【名探偵コナン】ゼロの愛し子【降谷零】

日常９ ページ10

そして、風見が来る日。

「（人１）、今日は風見っていう俺の仕事仲間が来るんだ。俺が仕事で（人１）の迎えに行けない時に、（人１）と一緒に居てもらおうと思ってる。仲良くしてやってくれ。」

もちろん、なるべく俺が迎えに行けるようにするが、と付け加えて。

インターフォンがなって玄関に向かうと、（人１）が後ろからぱたぱたとついてきた。

「こんにちは。…あの、降谷さん、娘さんは？」

「ああ、ここだ。…ほら、（人１）、挨拶。」

俺の足にくっついて隠れている（人１）に自己紹介を促す。

「…Aです。よろしくおねがいします。」

ひょこっと出てきてぺこっと頭を下げる。

「か、風見裕也です。よろしくお願いします！」

ビクッと体を揺らして俺の後ろに隠れた（人１）。

「お前な、そんなに高い位置から挨拶したら怖いだろうが」

「は、はい！Aちゃん、だっけ？風見裕也です。よろしくお願いします。」

今度はちゃんとしゃがんで挨拶した風見。（人１）ももう一度お辞儀をした。

「…かざみおにいちゃん」

「っはい！」

「あっ…と、昼食を作ろうと思ったが材料がなかった。家にある分だと少ししか作れないから、買ってきてくれないか？」

「（人１）、風見お兄ちゃんを近くのスーパーまで案内してやってくれ」

そうして少し無理矢理二人を家から追い出した。

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