【名探偵コナン】ゼロの愛し子【降谷零】

日常１０ ページ11

「ちょ、降谷さん！？」

慌てる自分と不安そうに閉まったドアを見つめるAちゃん。

「…えっと、Aちゃん、近くのスーパー教えてくれる？」

Aちゃんはしばらくドアを見つめ、開かないことを理解してからこくん、とうなづいた。

「…こっちだよ」

ついていく自分をちらちら見ながらトテトテと歩いていくAちゃん。

な、何か話をしなければ…！

「Aちゃん、新しいお父さんとの暮らしは楽しい？」

「…うん。」

えっと…

「かざみおにいちゃんは、（人１）のこときらい？」

「っいや！そんなことは…ただ少し子供と話すのが苦手で…」

「（人１）はこどもだけど（人１）だよ。かざみおにいちゃんもいつもみたいにしゃべっていいよ。」

「それでは…」

そこからは何でもない話をしながら頼まれたものを買いそろえていった。

「おかえり、ちゃんと買ってきてくれたか？」

「うん！」「はい！」

「仲良くなれたみたいで何よりだ」

よし、じゃあ作るか、と、揃った材料で和風パスタを作った。

「おいしいね、かざみおにいちゃん」

「そ、そうですね！」

…いや、風見ぎこちなさ過ぎるだろう…。

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