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普通の男の、ため息のようなもの ページ30
♪♪♪♪♪〜
やっぱり、違うな
♪♪♪♪♪〜
そうか、鼻歌もうまいのか…
C「ねーねー、」
「ん？」
C「さっきから、何？」
「え？」
C「顔に穴があきそうなんですけど」
ごめん！と言って前を向きなおす
無意識にチャンミンの顔を見ていたみたい…
「だって、上手だったから。鼻歌が！」
C「は？」
「つい、聴き入っちゃって」
C「あんなので？」
「本当に歌手なんだな、と思って」
C「なんだと？バカにしてるのか〜！」
そうじゃなくって！！
だって、忘れてるから
そりゃ、こういう事務所内で働いてると
いろんな才能を見せつけられるような場面にも多々居合わせてるけど
「私がチャンミンと話すときはいつも普通だから…。なんかそういう人だって忘れちゃって」
C「そういう人、か…」
少しため息めいたようなものを一つして
C「普通の男だよ、俺だって」
まっすぐ前を見ながらそう言うチャンミンの長い睫毛がゆらりと動く
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作者名：yunomi | 作成日時：2017年5月17日 21時
