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歓迎されないその部屋で ページ24
奇跡が起きた
いつなら休み取れそう？
XX頃かなぁ…マネージャーが多分大丈夫だって
じゃぁ私も頑張ってみる
そんなやり取りがあって
頑張ってお休みもらうっていうのも変だけど
締め切りが迫ってたアレとかソレを片付けるって約束で
なんとか休みが合うように取れたから
『お休み取れました！』
いつもより雑に折った紙をチャンミンに渡しにいく
ガチャ…
「…………………」
久しぶりだな…
こんなに動いてるチャンミンみるの(笑)
曲に合わせて踊る姿に見とれてしまう
すると
ガチャ
扉を開ける音がしたから
少しドキッとして
別に何も悪いことなんかしてないのに
なんとなく、ここにいるのを見られたら
何か言われるんじゃないかと思って
「あ〜おっぱ練習してる」
そんなふうにして、一瞬にして練習室の空気が若くなる
チャンミンは私に気がついてるのかどうかも分からないけど
私は握っていた手紙を渡さずに
部屋を出た
「また来てたね」
「ね〜、何しに来たんだろ＿」
出る間際に聞こえてしまった、彼女たちの本音
みんなチャンミンを慕っていて
憧れのようなものも持っていて
私みたいな年上のただの社員がこの部屋に来るのを
歓迎はしていないみたいだった
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作者名：yunomi | 作成日時：2017年5月17日 21時
