２度目の初恋 (ページ19)

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雲の上のあの人にページ19

「失礼します…」

と、練習室の扉を開けようとした時だった

『最近おっぱ、なんかカッコよくなったと思わない？』
『うんうん。なんかいい感じだよね。彼女でもできたのかな＿』
『え～どんな人だろう？絶対若くて、綺麗な人なんだろうね』

チャンミンからしてみれば、何世代も後輩の女の子たち

若くて、可愛くて、細くて、踊れるし、歌えるし…

まぁ、みんなデビューできてるんだから

当たり前なのかもしれないけど

ここで働いてると、よくわからなくなる

チャンミンだって、本当はこんなに気軽に話せないような

雲の上の人…なんだよね、本当は

C「そんなとこでなにやってる？」

びっくりした私は思わず

手に握りしめていたスマホを落とすけど

そんなことよりも

チャンミンに会えたのが嬉しくもあり

でも、彼女たちのあんな言葉を聞いてしまった後では

なんとなくどんな顔をすればいいのかわからなくて

「あ、えっと、なんでもない！」

C「あ、そ」

「あ！ありがと…手紙」

C「手紙？あぁ、あれ、読んだんだ」

「うん。それで」

C「それで？」

「お礼が言いたくなって」

C「わざわざ？」

「そう…」

C「あんなものにお礼ってちょっと大げさすぎるけど…まぁいっか」