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「えっ?私の…?」


「ヴィルさん!?ナミに毒を仕掛けたんですか!?」


「ちょっと待ちなさいよ!私はそんな犯罪染みたことしてないわ!!」


 ヴィルのユニーク魔法が毒に関係することだと知っているエペルはクワッ、と顔をしかめた
 ヴィルは慌ててその誤解を解く



「私はナミにそんなことしないわ!」


 が、一番、彼にとって目安なことだった
「は?」とエペルが怪訝そうにヴィルを見る
 ヴィルは恋ばなをする女性のように語り始めた



「あ…あたし…」
「ナミに惚れてんの…言わせないでよ…」


「ぐあっ」


 ヴィルの告白にエペルが白目を向く
「なんしてそんなことに!?」とヘドバンまで始めた。とりあえず、ヴィルがナミを好きなのが嫌なだけ。エペルもナミが好きだから



「おおっ!そうだったのか!なら、ナミに危ないユニーク魔法なんてかねるはずないね」


 うんうん、とルークは納得した
 なぜ普通に納得できるんだ…とエペルはそんな目でルークを見た



「というか、危ないって…?」


「だってナミは魔法が使えない女の子だよ? 魔法が使えない人間にユニーク魔法だなんて、そんな…荷が重すぎるよ」


 ルークは顔を横にふった
 「いや待てよ…」とエペルはナミを見る
 


「すでにユニーク魔法かけられてんだが!?」


「ちょっとルーク!もうナミは危ない状況に陥っているのよ!!」


 ヴィルとエペルが叫び出す
 ルークもハッ、と気づいたようだ



「ちょっと待てよ…ヤバいだろそれフツーに!」


 ここでポムフィオーレの寮生じゃない
 違う人の声が聞こえてきた



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作者名:真灯 | 作成日時:2022年9月30日 18時

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