その37 ページ43
ぱちっ、と目が覚めた。見知らぬ天井に一瞬ハテナマークが浮かんだが、あぁそうだここって海軍本部だ、と思い出して納得する。
ひさびさのふかふかなベッドのせいで、めちゃくちゃ長い時間寝ていた気がする。その証拠に、昨日いつ寝たのか記憶にない。完璧に寝落ちしていた。
『…ッあ"!?……っだァ!!』
と、そこでベッドから身体を起こそうとした瞬間に、身体中に軋むような痛みが走った。女子力のかけらもない悲鳴を上げる私。
待って待って待って、これやばい。首すら動かすこともままならない。まるで筋肉痛みたいな痛みだが、最近そんな運動した記憶ないし、この痛みに心当たりがない。ちょっと待ってどういうこと。
意味がわからないながらに、とりあえずベッドから転げ落ちた。どうにか身体に痛みが走らないように、そろりと動かしてはギャアと悲鳴を上げる。むりつらい。歩けない。
「よーう!!朝から元気じゃなA!!」
『えっなにガープさイッダァァァァッ!?』
そしてノックもなく突然開かれた扉。室内に轟く元気な声の方向を見た瞬間、私の首がバキリと嫌な音を立てた。思わず慟哭する私。
ガープ「せんべい持ってきたぞ。茶ぁ出せ」
『な、な、なんですか、なんの用ですか?』
ガープ「用? 用事は特にないな、単に暇つぶしじゃ!」
『………あそうっすか』
色々言いたいことはあったけど、とりあえず諸々の文句を飲み下した。諦めろ私、主人公の一族モンキー家の血を引く奴が、人の話なんて聞くわけなかったんや。
『てかちょっと待ってください。私まだ寝巻きなんで、着替えてないんで、一度部屋から出てもらっていいすか』
ガープ「なんじゃ着替えくらい。わしゃ気にせんぞ?」
『私が気になるんですよ早く出てけ!!』
今が寝起きであることと、よくわからない全身の痛み、そして予想の100倍くらい自由人すぎるガープさんにイラっときて、思わず声を荒げた私は悪くない。
なんとかガープさんを部屋から追い出して、それから着替えてようやく人心地つけた。服は、クローゼットになぜか新しいものが入っていたのでそれに着替えた。使っていいよね?これ着ても良いやつよね?
ちなみに、着替えるために動かしていたら、なんとか身体が痛みに慣れてきた。まだ痛いのは痛いけど、さっきよりはずいぶんマシだ。
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アキナ(プロフ) - とてもおもしろいです。更新頑張ってください (2020年6月15日 16時) (
レス) id: e5b2f03b6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:☆しゅーりむ★ | 作成日時:2020年5月7日 0時


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