パーフェクトヒロイン。After Story

Love so sweet ページ31

〇Love so sweet
紫耀side
「あ」

「「あ！紫耀ー！」」

局のエレベーターホール

よく知ってる端正な顔が2つ

「じゃあAちゃん、彼氏さんとごゆっくりー！」

「あ、ばいばい廉くん！！！」

廉は自分の楽屋に戻っていって

エレベーターにはAと二人きり

「仲良しだね」

「あ、そうなの！

廉くんってほんとイケメン！！！」

妬かない妬かないよ、俺は平野紫耀だもん。

Aと廉は全く接点がなかったんだけど

少し前にCMで初共演を果たしてしまって

急接近です、悲劇。

2人ともThe綺麗系な顔だから

好感度が必要なCMには持ってこいって感じだし

2人が横に並んだ画はなぜかすごくお似合いで、

そのうち、うちの彼女さんにも廉のヒロイン役のオファーも来るんでしょうね！別にいいけどな！！！！

そうなると、主題歌、俺らだよね？

なんで廉とAの恋愛のために

俺が歌わなきゃいけないの？どんな顔して歌えばいい？？？

「紫耀聞いてる？」

「え、ごめん、なに？」

「だーかーら、廉くんと同じお酒が好きってことが発覚して！！！ 」

そもそもなんで

Aちゃん廉くん呼びなの？

最近まで廉は「白石A」って呼んでたし

Aはずっと永瀬さんって呼んでたのに。

「あのさぁ」

「うん？」

「廉くん呼び、ずるい」

「は？‪w‪w‪w‪

え、紫耀も廉くんのこと廉くんって呼びたいの？

ファンの子喜ぶよ、しょうれんだっけ？笑」

キレないキレない

だって俺は平野紫耀だもん。

「いや、俺のことは紫耀くんって呼んでくれなかったでしょ」

長い付き合いだったのに

交際しだすまでずっと平野さんとしか呼んでくれなかった。

「あー、だって、紫耀は年上だったもん

廉くんはほぼ同い年だし」

「、、、若い男の方がいいってこと、？」

「え、なんでそうなるの？笑」

「別に、妬いてないし、、」

「可愛すぎる‪w‪w‪w‪w」

2人きりをいいことに

エレベーターでケラケラ笑ってる

「あ、私この階だ

じゃあね、紫耀くん」

綺麗な顔で微笑む彼女

色んな男にその魅力を振りまいてると思うと

頭がおかしくなりそう

「あ、待って

今日家で夜食べる？

私久しぶりに料理しよーと思って！」

「え、神

光の速さで帰る」

「大好き！」

ひと通りいちゃついたところで、扉は閉まる

どこからかLove so sweetが流れてきそうな

そんな気持ちに浸りながら

今日も明日も明後日も

俺はAだけを愛し続けようと思う

END

12月→←インスタライブ 2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す