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Aside
玲於「ちょ、亜嵐くん？聞いてんの？」
亜嵐「…ん？あ、あーうん」
玲於「んだよ、せっかく教えてんのに」
亜嵐「ごめんて、もう一回！！笑」
テストが近くなってきて、放課後毎日4人で勉強してる
でも亜嵐くん、今日は朝からずっと上の空って感じで
それを隣のテーブルで見てる私とハナちゃん
ハナ「…どーしちゃったんだろうね」
A「ね、風邪かな？」
ハナ「お昼ラーメン完食してたけど」
A「うーん、じゃあ違う？」
ハナ「…恋わずらい？」
A「…え」
ハナ「それだよ、絶対そう！」
A「…モテモテだしね、すぐ実りそうだけど。そんな心配しなくても」
ハナ「多分相手の子、相当鈍感なんだよ」
A「…そっか、鈍感か」
なんでかハナちゃんの言葉が胸に刺さって
そりゃそうか、亜嵐くん、かっこいいし
一緒に買い物した時もみんなに見られて恥ずかしかったし
…そっか
玲於「…え、もう終わり？」
亜嵐「…あー俺さ、ちょっと用事あって」
玲於くんもこっちのテーブル来て
亜嵐くんなんか変じゃない？って言ってる
目が死んでるって例えがピッタリなくらい、目に光がなくって
なんか心配になっちゃって、みんなで後つけた
亜嵐くん、前に私がスノードロップ買った花屋さんに入っていって
しばらくして出てきた時には、白い紙で包まれた花束、手に持ってて
ハナ「…ああゆう花束ってさ？…ね、そうだよね？」
玲於「…墓参りとか？」
A「…え、」
私達の思った通りで、その花屋さんの後ろの
そんなに広くない墓地に入っていった
一番端っこの方にしゃがんで、ずーっと手、合わせてて
わたし、なんでか見てられなくて、一方下がって待ってた
亜嵐くんが墓地から出た後、行くよって玲於くんに手引っ張られて
嫌だ、あんまよくないよこうゆうのって言ったんだけど、気づいたらさっきのお墓の前
ハナ「…なんて読むんだろ、これ」
玲於「凛？…苗字は俺も読めねえ」
ハナ「…享年18歳？…今年の夏だ、この日にち」
玲於「…俺らと同い年？」
A「…ねえ、嫌だよ、帰ろう」
2人を引っ張って、花屋の前に戻ったきたけど
わたしもはっきり見た
私たちと同い年で、今年の夏に亡くなった凛さん
その子のことを考えて、今日一日元気なかったの？
亜嵐くんが転校してきた今年の夏
その凛さんって子が亡くなったのも今年の夏
…ん？どうゆうこと？
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ゆらん(プロフ) - ららさん» コメントありがとうございます！スノードロップ出てきました、、！ (2018年8月11日 0時) (
レス) id: f5d8f99b27 (このIDを非表示/違反報告)
らら - スノードロップ出てきましたね！この花がどう関係していくのか楽しみです。応援してます！ (2018年8月10日 23時) (レス) id: 7f9d02892e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆらん | 作成日時：2018年8月8日 20時
