５２話 ページ2
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呑気にそこらを歩いていた男をボコボコにし、居場所を吐かせて引きずっていく
元々はAに案内させるつもりだったが、血ィ吐いてもケロっとしてるあのAが痛がる程の怪我だと知った途端に智司は帰らせた。
流石に女に興味もねぇ智司でも、あそこまでひたむきに想われてちゃ何とも思わないわけじゃねぇ
そこらの女から向けられる視線とは違う為、どうも扱いを分かりきってないところはあるが。
最初の方こそ、智司が礼言うだけでもぶっ倒れそうになってたA。
アイツは知らねーだろうが智司もめちゃくちゃ困惑してたのは側から見てて傑作だった
「扱い分かってきたじゃねぇか」
「あ？」
「A、後ろでしゃがみこんでたなァ」
クク、と笑いを漏らすとどんな顔をしたら良いのかわからねぇのか眉を寄せた
隠しもしねーAのあの何とも甘ったるい声はいつになっても智司は慣れそうにない。聞かされてるこっちの身にもなれと言いたい。
しかし智司は全て素でやっている事だ。
心配だから帰れと言ったし、信頼しているから喧嘩も任せる。
ありがてぇと思ったから礼を言うし、危ねえと思ったから怒鳴りつける
怯えられかねない智司の言動全てに何の異論もなく、反抗もなく、好かれていると自覚せざるを得ない対応を見せるAにだんだんと智司の目も変わっていくもんだ
見ていてムカつくし、これが別の奴だったら俺は容赦なんかしなかった
しかし相手が相手だ。別の喧嘩相手にぶつけるしかねェのが余計にむしゃくしゃするが本人達には絶対言わねェ
「おい」
「やっと見つけたぜェ」
東京モン探しで殴られたAの事もあって智司の怒りは頂点なんざぶち抜いてんだろうなァ
途端に逃げ出した東京モンを珍しく智司も走って追いかけ始めた
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雅榴(プロフ) - むげちゃさん» 嬉しいお言葉をたくさんありがとうございます！皆さん可愛らしい展開をなされますが恋愛は苦手なもので、頑張ろうと思っていた部分を全て褒めて頂き感無量です！コメントありがとうございました！ (2018年12月21日 23時) (
レス) id: cad46f67b3 (このIDを非表示/違反報告)
むげちゃ - 大好きー！大好きすぎてシリーズ一気読みしました！構成もさる事ながら描写、語彙力共にすごいです！原作に違和感のない溶け込み方も素敵でした！ (2018年12月21日 23時) (レス) id: aa36112fd0 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - 神弥さん» ありがとうございます！単純な褒め言葉が案外とても嬉しかったりします(笑) コメントありがとうございました！ (2018年12月20日 2時) (レス) id: cad46f67b3 (このIDを非表示/違反報告)
神弥(プロフ) - ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛好きです！！！！！！！！こんな小説を待ってました！！！！！！！！ (2018年12月20日 1時) (レス) id: 95804e6d35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅榴
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/
作成日時：2018年12月19日 23時
