151話 ページ40
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決着より七日後。無事にルフィさんも目覚め、願掛けとして絶っていたお風呂と食事にありつくヤマトさん。
どうせならと、みんなでお風呂に入ることになった。もちろん男女別ではあるが。
それと同時に光月家の再興を祝い、ワノ国全体を上げてのお祭り騒ぎ。街へ降りれば軒並ぶ屋台が魅力的な風景だ。
とはいえ、せっかく用意して頂いた本膳料理に興味があったので、ジンベエさんとそちらを先に頂いた。
「いかんでええのか？ルフィさん達はとっくにいっておるぞ」
「フフ！いいんですよ」
懐かしい優しい味を楽しんでからでも構わないだろう。
せっかく二時間もかけてつくって頂いた料理だ。
一際大きな花火の音や人々の笑い声。鳴り響く曲は美しく、祭囃子と言って間違いはないだろう。それらを眺めながらというのも乙でいい。きっとこれからまた騒がしい旅路になるのだから、今は宴から外れたってちょうどいいくらいだ。
一通り頂いて、窓からそっと身を乗り出す。
わいわい騒ぐ祭りの中心にいるのは相変わらずルフィさんで、その周辺を探せば仲間達を見つけることは容易い。
もちろんそこに、彼もいるわけで。
「ワハハ……お前さん、ずいぶん大人びていると思っておったが、存外そうでもないらしい」
「え？」
「なに、若いからこそ出来ることもある。その衝動に身を任せるのも悪くはないという話じゃ」
「……そんなに分かりやすかったですか？」
「ワハハハハ！」
愉快そうなジンベエさんに一本取られたような気がして、唇を尖らせる。我慢というより諦めることの方が多かったものだから、身を任せたり発散することが少々苦手なのだけれど。
「……許されると、思います？」
「それも許さんほど器の小さい男ではなかろう。ワシが言わずとも知っておるじゃろ」
「女は共感して欲しいんですよ」
「ワハハ！それはすまなんだ」
楽しそうなジンベエさんにお酒を注ぎながら外を見れば、いつの間にか何人かいなくなっている。探してみても確認出来ないのは船長とその両翼だ。
「ワシで良ければ案内しよう。穏やかな今のうちにしか出来んこともある」
私の手からお猪口を優しく取って、出入り口へと目線を送るジンベエさん。あまりにも柔らかなお膳立てが逆に辛くなってきた。
「……自分があまりにも意気地なしで、今ちょっとへこんでます」
「なに、ワシらは若いもんの背を押すのが好きなんじゃ」
「……では、お言葉に甘えて」
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雅榴(プロフ) - あやさん» 今作で更に好きになれたなら嬉しいです〜！👏 たくさん楽しんで頂けたなら幸いです。こちらこそ読んで頂きありがとうございました！コメントもありがとうございました！ (2022年12月13日 16時) (
レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - この作品を読ませてもらって本当にドキドキとときめきが止まらなかったです！元々ゾロは好きだったのですがこの作品でもっと好きになりました。素敵な作品をありがとうございました✨これからも頑張ってください応援してます！ (2022年12月13日 9時) (レス) @page49 id: 0f7e0fb150 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - 翠さん» たくさんのお言葉ありがとうございます！とても楽しんで頂けたようでとても嬉しいです！長いし文も多いのに最後まで読んで下さってありがとうございました。時折頂けたコメントも嬉しかったしモチベになりました。コメントありがとうございました！(*´∀｀*) (2022年12月3日 20時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - なな姫さん» ありがとうございます〜！楽しんで頂けたなら何よりです！次回もまたONE PIECEかなと思っているので、その時もまたお付き合い頂けると嬉しいです。コメントありがとうございました〜！ (2022年12月3日 20時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 長文、何度ものコメント、失礼いたしました。お体にお気をつけて、過ごしていって下さい。今までも、これからも、応援しています！╰(*´︶`*)╯♡ (2022年12月3日 19時) (レス) @page49 id: eb4de4b192 (このIDを非表示/違反報告)
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