128話 ページ17
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九里の空に降りてきた龍。
それこそが敵の大将たるカイドウであり、文字通りの咆哮が迫った瞬間は流石に死んだと思ったものだ。
跡形もなくなってしまったおでん城に居座っていれば残党狩りにあうかもしれないので、一度解散。各々の役目に戻ることに。
私は幸いにも手配書が出ていないようだし、ゾロくんも行方知れず。単身出戻っても恐らく辻斬りから逃げ仰せたと思ってもらえるだろう。世間的には夫だけれど。
とはいえ、あのホーキンスさんがいる。しばらく都での滞在は控えた方がいいかと都へみんなと降りながら思案している最中、ルフィさんを追いかけていったローさんと合流した。どうも私に用があるらしい。
「得意な隠密、活かしてもらうぞ」
「ホーキンスさんのことなら、わざわざ調べずとも多少なら能力は知っていますよ」
「！なら話は早い」
悪どいローさんの笑みに、頬の引き攣った笑みで思い出す。
「だが、敵が到底奴だけだとは思えねェ」
「それは同感ね。国一つを覆う戦力、並大抵ではないわ」
「ああ、とにかく今は都へ降りてくる連中だけでも調べる。そこから先はニコ屋の仕事だ」
ロビンの後押しもあり、ローさんに同行することになった。激怒していたサンジくんや羨ましがるハートの船員さん達に見送られ、途中足跡や匂いを消しつつ見つからないよう都へと入り込む。
やるべきは二つ。
現在都に来ている敵の戦力把握と分布図。特に都は念入りに調べる必要がある。
ローさんは能力でワープしつつ偵察。私も住んでいた家から離れた場所で市民に紛れ、別行動と合流をこまめに繰り返す。
その最中にホーキンスさんを発見。誰かを待っている様子に、やはり援軍が来るのだろうと確信したので視界に彼を収めつつ距離を取り、ローさんと合流した。
「�狄紳任銑瓩涼罎虜廼�の六人『飛び六胞』が二人来るそうです。名前まではまだ分かりません。しかしあまり治安のいい方々ではないみたいです、名のある海賊かと」
「確かだろうな、どこの情報だ？」
「元々オロチ城を中心に移動していたんです。その際、何かと情報通な町人が慌てて逃げていたものですから」
「……なるほど。つまりおれ達の顔を知る人間が増えるってことか」
忌々しげに舌打ちを漏らすローさんに、知り得たことを伝えるべく言葉を連ねる。
オロチ城にて宴があること。近い内全ての戦力が鬼ヶ島に行くこと。鬼ヶ島の方角等々。
町人達は意外と知っているのである。
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雅榴(プロフ) - あやさん» 今作で更に好きになれたなら嬉しいです〜！👏 たくさん楽しんで頂けたなら幸いです。こちらこそ読んで頂きありがとうございました！コメントもありがとうございました！ (2022年12月13日 16時) (
レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - この作品を読ませてもらって本当にドキドキとときめきが止まらなかったです！元々ゾロは好きだったのですがこの作品でもっと好きになりました。素敵な作品をありがとうございました✨これからも頑張ってください応援してます！ (2022年12月13日 9時) (レス) @page49 id: 0f7e0fb150 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - 翠さん» たくさんのお言葉ありがとうございます！とても楽しんで頂けたようでとても嬉しいです！長いし文も多いのに最後まで読んで下さってありがとうございました。時折頂けたコメントも嬉しかったしモチベになりました。コメントありがとうございました！(*´∀｀*) (2022年12月3日 20時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - なな姫さん» ありがとうございます〜！楽しんで頂けたなら何よりです！次回もまたONE PIECEかなと思っているので、その時もまたお付き合い頂けると嬉しいです。コメントありがとうございました〜！ (2022年12月3日 20時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 長文、何度ものコメント、失礼いたしました。お体にお気をつけて、過ごしていって下さい。今までも、これからも、応援しています！╰(*´︶`*)╯♡ (2022年12月3日 19時) (レス) @page49 id: eb4de4b192 (このIDを非表示/違反報告)
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