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花垣 Side



酔いが冷めたAさんと別れたあと。
とてつもなく俺自身を殴りたくなった。

Aさんにあんな悲惨な過去があった事を知らねぇで俺…。Aさんと別れる前に謝ったら


〈ううん。いいんだよ。たけ君の怒りはご最もだ。さっきも言ったと思うけど、たけ君と同じ立場だったら私も怒ってるから〉

〈たけ君はホントに友達想いで、優しい子だね〉


なんて。

けどAさん。あんな過去があったのに、それでも人との繋がりを絶とうとしなかったAさんの方がすげぇよ。俺だったら多分、いや、確実と言っていいほど引きこもると思う。

…そういや。


〈…お願いだから、この事は万次郎に言わないで〉

〈きっと、それが万次郎にとっても、私にとっても。いい関係性であれる状態だと思うから〉


て、言われたっけ。…でも、こんなの


花垣「どっちも…報われねぇじゃねぇか…!!!!」


んな事あっちゃいけなねぇだろ…!!

俺に出来る事…、そんなの…………!!!!!


花垣「1つしかねぇだろ!」

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作者名:海月ちゃん | 作成日時:2023年5月17日 0時

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